まず、方程式が実数係数なので、−1+2i が解ならば、その共役複素数 −1−2i も解です。 α=−1+2i とおくと、αˉ=−1−2i です。(アの解答) g(x)=(x−α)(x−αˉ) とおくと、 g(x)=(x−(−1+2i))(x−(−1−2i))=(x+1−2i)(x+1+2i)=(x+1)2−(2i)2=x2+2x+1−(−4)=x2+2x+5 となります。 よって、g(x)=x2+2x+5 です。(イの解答は2, ウの解答は5) 次に、x3+ax2−x+b を g(x) で割ると、 x3+ax2−x+b=(x2+2x+5)(x+(a−2))+(−1−2(a−2)−5)x+(b−5(a−2)) =(x2+2x+5)(x+a−2)+(−2a−2)x+(b−5a+10) となります。(エの解答はa-2、オの解答は-2a-2, カの解答はb-5a+10)
x3+ax2−x+b が g(x) で割り切れるので、余りは0。 したがって、−2a−2=0 かつ b−5a+10=0。 −2a−2=0 より、 a=−1 b−5(−1)+10=0 より b=−15 となります。 (キの解答は-1, クの解答は-15)
x3+ax2−x+b=0 の解は α,αˉ,x です。 x+a−2=0 より x=−a+2=−(−1)+2=3 よって、解は −1+2i,−1−2i,3 となります。(ケの解答は3)