3点 A, B(-4, 2), C(2, 0) を頂点とする三角形が正三角形になるとき、点Aのx座標の値が負であるものを求める。

幾何学正三角形座標平面距離公式連立方程式二次方程式
2025/6/19

1. 問題の内容

3点 A, B(-4, 2), C(2, 0) を頂点とする三角形が正三角形になるとき、点Aのx座標の値が負であるものを求める。

2. 解き方の手順

点Aの座標を(x, y)とする。
正三角形の辺の長さはすべて等しいので、AB = BC = CAである。
まず、BCの長さを求める。
BC=(2(4))2+(02)2=62+(2)2=36+4=40BC = \sqrt{(2 - (-4))^2 + (0 - 2)^2} = \sqrt{6^2 + (-2)^2} = \sqrt{36 + 4} = \sqrt{40}
次に、AB = BCとなる条件を考える。
AB=(x(4))2+(y2)2=(x+4)2+(y2)2AB = \sqrt{(x - (-4))^2 + (y - 2)^2} = \sqrt{(x + 4)^2 + (y - 2)^2}
したがって、
(x+4)2+(y2)2=40\sqrt{(x + 4)^2 + (y - 2)^2} = \sqrt{40}
(x+4)2+(y2)2=40(x + 4)^2 + (y - 2)^2 = 40 ...(1)
次に、CA = BCとなる条件を考える。
CA=(x2)2+(y0)2=(x2)2+y2CA = \sqrt{(x - 2)^2 + (y - 0)^2} = \sqrt{(x - 2)^2 + y^2}
したがって、
(x2)2+y2=40\sqrt{(x - 2)^2 + y^2} = \sqrt{40}
(x2)2+y2=40(x - 2)^2 + y^2 = 40 ...(2)
(2)式からy^2について解くと、
y2=40(x2)2=40(x24x+4)=x2+4x+36y^2 = 40 - (x - 2)^2 = 40 - (x^2 - 4x + 4) = -x^2 + 4x + 36
(1)式を展開すると、
x2+8x+16+y24y+4=40x^2 + 8x + 16 + y^2 - 4y + 4 = 40
x2+8x+20+y24y=40x^2 + 8x + 20 + y^2 - 4y = 40
y2=x28x+4y+20y^2 = -x^2 - 8x + 4y + 20
これらを連立して解く。
x2+4x+36=x28x+4y+20 -x^2 + 4x + 36 = -x^2 - 8x + 4y + 20
12x+16=4y12x + 16 = 4y
y=3x+4y = 3x + 4
これを(2)に代入する。
(x2)2+(3x+4)2=40(x - 2)^2 + (3x + 4)^2 = 40
x24x+4+9x2+24x+16=40x^2 - 4x + 4 + 9x^2 + 24x + 16 = 40
10x2+20x+20=4010x^2 + 20x + 20 = 40
10x2+20x20=010x^2 + 20x - 20 = 0
x2+2x2=0x^2 + 2x - 2 = 0
x=2±44(1)(2)2=2±122=2±232=1±3x = \frac{-2 \pm \sqrt{4 - 4(1)(-2)}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{12}}{2} = \frac{-2 \pm 2\sqrt{3}}{2} = -1 \pm \sqrt{3}
したがって、x=1+3x = -1 + \sqrt{3}またはx=13x = -1 - \sqrt{3}
x座標が負であるものを求めたいので、両方の値に対してyを計算する。
x=1+3x = -1 + \sqrt{3}の場合、
y=3(1+3)+4=3+33+4=1+33>0y = 3(-1 + \sqrt{3}) + 4 = -3 + 3\sqrt{3} + 4 = 1 + 3\sqrt{3} > 0
x=13x = -1 - \sqrt{3}の場合、
y=3(13)+4=333+4=133<0y = 3(-1 - \sqrt{3}) + 4 = -3 - 3\sqrt{3} + 4 = 1 - 3\sqrt{3} < 0
したがって、点Aの座標は(13,133)(-1 - \sqrt{3}, 1 - 3\sqrt{3})となる。求めるx座標は13-1 - \sqrt{3}

3. 最終的な答え

13-1 - \sqrt{3}

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