点Pが放物線 $C: y = x^2 + 2x - 1$ 上を動くとき、点Pと点A(3, 0)の中点Qの軌跡の方程式を求めます。さらに、点Pと点Aの中点Qも放物線C上にあるとき、点Pのx座標を求めます。

幾何学放物線軌跡中点二次関数
2025/6/19

1. 問題の内容

点Pが放物線 C:y=x2+2x1C: y = x^2 + 2x - 1 上を動くとき、点Pと点A(3, 0)の中点Qの軌跡の方程式を求めます。さらに、点Pと点Aの中点Qも放物線C上にあるとき、点Pのx座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点Qの軌跡を求める。
点Pの座標を (p,p2+2p1)(p, p^2 + 2p - 1) とおく。点Aの座標は (3,0)(3, 0) である。
点Qは点Pと点Aの中点なので、点Qの座標を (x,y)(x, y) とすると、
x=p+32x = \frac{p + 3}{2}
y=p2+2p1+02=p2+2p12y = \frac{p^2 + 2p - 1 + 0}{2} = \frac{p^2 + 2p - 1}{2}
x=p+32x = \frac{p + 3}{2} より、 p=2x3p = 2x - 3
これを y=p2+2p12y = \frac{p^2 + 2p - 1}{2} に代入すると、
y=(2x3)2+2(2x3)12y = \frac{(2x - 3)^2 + 2(2x - 3) - 1}{2}
y=4x212x+9+4x612y = \frac{4x^2 - 12x + 9 + 4x - 6 - 1}{2}
y=4x28x+22y = \frac{4x^2 - 8x + 2}{2}
y=2x24x+1y = 2x^2 - 4x + 1
したがって、点Qの軌跡の方程式は y=2x24x+1y = 2x^2 - 4x + 1 である。
(2) 点Qが放物線C上にあるときの点Pのx座標を求める。
点Qの座標は (x,y)=(p+32,p2+2p12)(x, y) = (\frac{p+3}{2}, \frac{p^2+2p-1}{2}) である。
点Qが放物線C上にあるので、y=x2+2x1y = x^2 + 2x - 1 を満たす。
つまり、p2+2p12=(p+32)2+2(p+32)1\frac{p^2+2p-1}{2} = (\frac{p+3}{2})^2 + 2(\frac{p+3}{2}) - 1
p2+2p1=(p+3)22+2(p+3)2p^2 + 2p - 1 = \frac{(p+3)^2}{2} + 2(p+3) - 2
2p2+4p2=p2+6p+9+4p+1242p^2 + 4p - 2 = p^2 + 6p + 9 + 4p + 12 - 4
2p2+4p2=p2+10p+172p^2 + 4p - 2 = p^2 + 10p + 17
p26p19=0p^2 - 6p - 19 = 0
p=6±364(1)(19)2=6±36+762=6±1122=6±472=3±27p = \frac{6 \pm \sqrt{36 - 4(1)(-19)}}{2} = \frac{6 \pm \sqrt{36 + 76}}{2} = \frac{6 \pm \sqrt{112}}{2} = \frac{6 \pm 4\sqrt{7}}{2} = 3 \pm 2\sqrt{7}
したがって、点Pのx座標は 3±273 \pm 2\sqrt{7} である。

3. 最終的な答え

点Qの軌跡の方程式は y=2x24x+1y = 2x^2 - 4x + 1 である。
点Pのx座標は 3+27,3273 + 2\sqrt{7}, 3 - 2\sqrt{7} である。

「幾何学」の関連問題

大きな正方形と小さな正方形が組み合わさった図形において、大きな正方形の対角線の長さが45cm、小さな正方形の対角線の長さが15cmであるとき、色をつけた部分の面積を求める問題です。

正方形面積対角線図形因数分解
2025/6/19

問題5は、$\alpha$の動径が第2象限、$\beta$の動径が第4象限にあるとき、$\sin \alpha = \frac{4}{5}$、$\cos \beta = \frac{3}{5}$が与え...

三角関数加法定理直線のなす角
2025/6/19

三角関数の加法定理を用いて、$\sin 105^\circ$, $\cos 105^\circ$, $\tan 105^\circ$ の値を求める問題です。

三角関数加法定理角度
2025/6/19

三角関数の問題です。 問題6では、指定された象限における $\sin \theta$ または $\cos \theta$ の値から、$\cos \theta$、$\sin \theta$、$\tan ...

三角関数三角比三角関数の相互関係象限
2025/6/19

与えられた条件を満たす角 $\theta$ の動径がどの象限にあるかを求める問題です。 (1) $\sin \theta > 0$ かつ $\cos \theta < 0$ (2) $\sin \th...

三角比象限三角関数
2025/6/19

180°から360°までの角度について、度数法、弧度法、sinθ、cosθ、tanθの値を表に埋める問題です。

三角比三角関数弧度法度数法sincostan
2025/6/19

与えられた角度(0°から180°まで)について、弧度法での表現、サイン(sin)、コサイン(cos)、タンジェント(tan)の値を求める表を完成させる問題です。

三角関数弧度法sincostan角度
2025/6/19

三角関数の表を完成させる問題です。角度は0°から180°まで変化し、度数法、弧度法、sinθ、cosθ、tanθの値を埋める必要があります。

三角関数角度sincostan弧度法度数法
2025/6/19

$0^\circ \le \theta \le 180^\circ$ の範囲で、与えられた角度 $\theta$ (度数法) に対する弧度法での角度、$\sin \theta$, $\cos \the...

三角関数弧度法度数法sincostan
2025/6/19

$\theta = \frac{5}{3}\pi$ であり、$OP = 2$ のとき、点 $P$ の座標を求め、$\sin \frac{5}{3}\pi$, $\cos \frac{5}{3}\pi$...

三角関数座標角度sincostan
2025/6/19