与えられた条件を満たすように、定数 $a$ の値を求める問題です。 (1) 関数 $y=x^2+2x+a$ の最小値が $-3$ である。 (2) 関数 $y=x^2-4x+a$ ($1 \le x \le 5$) の最大値が $6$ である。 (3) 関数 $y=-x^2+3x+a$ ($-3 \le x \le 1$) の最大値が $4$ である。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定数
2025/6/19

1. 問題の内容

与えられた条件を満たすように、定数 aa の値を求める問題です。
(1) 関数 y=x2+2x+ay=x^2+2x+a の最小値が 3-3 である。
(2) 関数 y=x24x+ay=x^2-4x+a (1x51 \le x \le 5) の最大値が 66 である。
(3) 関数 y=x2+3x+ay=-x^2+3x+a (3x1-3 \le x \le 1) の最大値が 44 である。

2. 解き方の手順

(1) 関数 y=x2+2x+ay=x^2+2x+a を平方完成すると、 y=(x+1)21+ay=(x+1)^2-1+a となる。この関数の最小値は、 x=1x=-1 のとき y=1+ay=-1+a となる。したがって、 1+a=3-1+a=-3 より、a=2a=-2 である。
(2) 関数 y=x24x+ay=x^2-4x+a を平方完成すると、 y=(x2)24+ay=(x-2)^2-4+a となる。この関数の軸は x=2x=2 である。定義域 1x51 \le x \le 5 において、グラフは下に凸であるため、x=5x=5 のときに最大値をとる。x=5x=5 を代入すると、y=524(5)+a=2520+a=5+ay=5^2-4(5)+a=25-20+a=5+a となる。したがって、5+a=65+a=6 より、a=1a=1 である。
(3) 関数 y=x2+3x+ay=-x^2+3x+a を平方完成すると、y=(x32)2+94+ay=-(x-\frac{3}{2})^2+\frac{9}{4}+a となる。この関数の軸は x=32x=\frac{3}{2} である。定義域 3x1-3 \le x \le 1 において、グラフは上に凸であるため、軸 x=32x = \frac{3}{2} は定義域に含まれない。そのため、定義域内の x=1x=1 に最も近い。グラフは上に凸なので、x=1x=1 の時に最大値をとる。x=1x=1 を代入すると、y=12+3(1)+a=1+3+a=2+ay=-1^2+3(1)+a=-1+3+a=2+a となる。したがって、2+a=42+a=4 より、a=2a=2 である。

3. 最終的な答え

(1) a=2a = -2
(2) a=1a = 1
(3) a=2a = 2

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