兄弟合わせて52本の鉛筆を持っている。兄が弟に自分の持っている鉛筆のちょうど $\frac{1}{3}$ をあげてもまだ兄の方が多い。さらに3本あげると弟の方が多い。兄が初めに持っていた鉛筆の本数を求める。

代数学不等式文章問題連立方程式整数
2025/6/19

1. 問題の内容

兄弟合わせて52本の鉛筆を持っている。兄が弟に自分の持っている鉛筆のちょうど 13\frac{1}{3} をあげてもまだ兄の方が多い。さらに3本あげると弟の方が多い。兄が初めに持っていた鉛筆の本数を求める。

2. 解き方の手順

兄が初めに持っていた鉛筆の本数を xx とし、弟が初めに持っていた鉛筆の本数を yy とします。
まず、全体の鉛筆の本数についての式を立てます。
x+y=52x + y = 52
次に、兄が弟に13\frac{1}{3}の鉛筆をあげたときの状況を考えます。
兄が弟にあげた鉛筆の本数は 13x\frac{1}{3}x です。
兄の鉛筆の本数は x13x=23xx - \frac{1}{3}x = \frac{2}{3}x となります。
弟の鉛筆の本数は y+13xy + \frac{1}{3}x となります。
このとき、まだ兄の方が多いので、
23x>y+13x\frac{2}{3}x > y + \frac{1}{3}x
さらに、兄が弟に3本あげると弟の方が多いので、
23x3<y+13x+3\frac{2}{3}x - 3 < y + \frac{1}{3}x + 3
x+y=52x+y = 52 より、y=52xy=52-x なので、これを不等式に代入します。
23x>52x+13x\frac{2}{3}x > 52-x + \frac{1}{3}x
23x13x+x>52\frac{2}{3}x - \frac{1}{3}x + x > 52
13x+x>52\frac{1}{3}x + x > 52
43x>52\frac{4}{3}x > 52
x>52×34x > 52 \times \frac{3}{4}
x>13×3x > 13 \times 3
x>39x > 39
23x3<52x+13x+3\frac{2}{3}x - 3 < 52 - x + \frac{1}{3}x + 3
23x+x13x<52+3+3\frac{2}{3}x + x - \frac{1}{3}x < 52 + 3 + 3
43x<58\frac{4}{3}x < 58
x<58×34x < 58 \times \frac{3}{4}
x<1744x < \frac{174}{4}
x<872x < \frac{87}{2}
x<43.5x < 43.5
xx は整数なので、39<x<43.539 < x < 43.5を満たす整数は、40, 41, 42, 43 です。
ここでxxが3の倍数でないと13x\frac{1}{3}xが整数にならないので、兄の鉛筆の本数は整数でなくなる。
そのためxxは3の倍数である必要がある。
40, 41, 42, 43の中で3の倍数は42のみである。
よって、x = 42

3. 最終的な答え

42本

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