兄が初めに持っていた鉛筆の本数を x とし、弟が初めに持っていた鉛筆の本数を y とします。 まず、全体の鉛筆の本数についての式を立てます。
次に、兄が弟に31の鉛筆をあげたときの状況を考えます。 兄が弟にあげた鉛筆の本数は 31x です。 兄の鉛筆の本数は x−31x=32x となります。 弟の鉛筆の本数は y+31x となります。 このとき、まだ兄の方が多いので、
32x>y+31x さらに、兄が弟に3本あげると弟の方が多いので、
32x−3<y+31x+3 x+y=52 より、y=52−x なので、これを不等式に代入します。 32x>52−x+31x 32x−31x+x>52 31x+x>52 34x>52 x>52×43 x>13×3 32x−3<52−x+31x+3 32x+x−31x<52+3+3 34x<58 x<58×43 x<4174 x<287 x は整数なので、39<x<43.5を満たす整数は、40, 41, 42, 43 です。 ここでxが3の倍数でないと31xが整数にならないので、兄の鉛筆の本数は整数でなくなる。 40, 41, 42, 43の中で3の倍数は42のみである。
よって、x = 42