絶対値を含む方程式を解くには、絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けを行います。
(i) x−3≥0 のとき、つまり x≥3 のとき ∣x−3∣=x−3 となるので、方程式は x−3=4x となります。これを解くと、 しかし、x≥3 である必要があるため、x=−1 は解として不適です。 (ii) x−3<0 のとき、つまり x<3 のとき ∣x−3∣=−(x−3)=−x+3 となるので、方程式は −x+3=4x となります。これを解くと、 このとき、x=53<3 であるため、x=53 は解として適します。 さらに、4xは絶対値の結果なので、4x≥0でなければならない。つまり、x≥0である。 (i)のとき、x=−1となり、x≥0を満たさないので解ではない。 (ii)のとき、x=53となり、x≥0を満たす。 したがって、方程式 ∣x−3∣=4x の解は x=53 のみです。