絶対値記号を含む不等式を解く場合、絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
場合1: x−1≥0 すなわち x≥1 のとき このとき、∣x−1∣=x−1 なので、不等式は x−1≥−2x となります。 これを解くと、
x+2x≥1 x≥31 この条件と、x≥1 を満たす範囲は x≥1 です。 場合2: x−1<0 すなわち x<1 のとき このとき、∣x−1∣=−(x−1)=1−x なので、不等式は 1−x≥−2x となります。 これを解くと、
−x+2x≥−1 この条件と、x<1 を満たす範囲は −1≤x<1 です。 場合1と場合2を合わせたものが解になります。
x≥1 と −1≤x<1 を合わせると、x≥−1 となります。