(1) $1+\sqrt{3}$ と $1-\sqrt{3}$ を解とする2次方程式を求める。 (2) $4+3i$ と $4-3i$ を解とする2次方程式を求める。 (3) 和が2、積が-1である2つの数を求める。

代数学二次方程式解の公式複素数解と係数の関係
2025/6/19

1. 問題の内容

(1) 1+31+\sqrt{3}131-\sqrt{3} を解とする2次方程式を求める。
(2) 4+3i4+3i43i4-3i を解とする2次方程式を求める。
(3) 和が2、積が-1である2つの数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 解が α\alpha, β\beta である2次方程式は x2(α+β)x+αβ=0x^2 - (\alpha + \beta)x + \alpha\beta = 0 と表せる。
与えられた解 1+31+\sqrt{3}131-\sqrt{3} について、
和は (1+3)+(13)=2(1+\sqrt{3}) + (1-\sqrt{3}) = 2
積は (1+3)(13)=13=2(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3}) = 1 - 3 = -2
したがって、求める2次方程式は
x22x2=0x^2 - 2x - 2 = 0
(2) 解が α\alpha, β\beta である2次方程式は x2(α+β)x+αβ=0x^2 - (\alpha + \beta)x + \alpha\beta = 0 と表せる。
与えられた解 4+3i4+3i43i4-3i について、
和は (4+3i)+(43i)=8(4+3i) + (4-3i) = 8
積は (4+3i)(43i)=16(3i)2=16(9)=16+9=25(4+3i)(4-3i) = 16 - (3i)^2 = 16 - (-9) = 16+9 = 25
したがって、求める2次方程式は
x28x+25=0x^2 - 8x + 25 = 0
(3) 求める2つの数を a,ba, b とする。
和が2なので a+b=2a+b=2
積が-1なので ab=1ab=-1
b=2ab = 2-aab=1ab=-1に代入して
a(2a)=1a(2-a) = -1
2aa2=12a - a^2 = -1
a22a1=0a^2 - 2a - 1 = 0
解の公式より
a=(2)±(2)24(1)(1)2(1)a = \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)}
a=2±4+42=2±82=2±222=1±2a = \frac{2 \pm \sqrt{4+4}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{8}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{2}}{2} = 1 \pm \sqrt{2}
a=1+2a = 1 + \sqrt{2} のとき b=2(1+2)=12b = 2 - (1+\sqrt{2}) = 1 - \sqrt{2}
a=12a = 1 - \sqrt{2} のとき b=2(12)=1+2b = 2 - (1-\sqrt{2}) = 1 + \sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) x22x2=0x^2 - 2x - 2 = 0
(2) x28x+25=0x^2 - 8x + 25 = 0
(3) 1+21 + \sqrt{2}121 - \sqrt{2}

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