2つの直線 $y = 2x - 1$ と $y = \frac{1}{3}x + 1$ のなす角 $\theta$ を求めます。ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$ とします。

幾何学直線角度傾き三角関数tan加法定理
2025/6/19

1. 問題の内容

2つの直線 y=2x1y = 2x - 1y=13x+1y = \frac{1}{3}x + 1 のなす角 θ\theta を求めます。ただし、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} とします。

2. 解き方の手順

直線の傾きとtanの関係を利用します。
直線 y=2x1y = 2x - 1 の傾きは 22 なので、この直線とx軸の正の向きとのなす角を α\alpha とすると、
tanα=2 \tan \alpha = 2
直線 y=13x+1y = \frac{1}{3}x + 1 の傾きは 13\frac{1}{3} なので、この直線とx軸の正の向きとのなす角を β\beta とすると、
tanβ=13 \tan \beta = \frac{1}{3}
求める角 θ\theta は、αβ\alpha - \beta または βα\beta - \alpha の絶対値です。 今回は θ\theta が鋭角なので、
θ=αβ \theta = |\alpha - \beta|
tan の加法定理より、
tan(αβ)=tanαtanβ1+tanαtanβ=2131+213=531+23=5353=1 \tan (\alpha - \beta) = \frac{\tan \alpha - \tan \beta}{1 + \tan \alpha \tan \beta} = \frac{2 - \frac{1}{3}}{1 + 2 \cdot \frac{1}{3}} = \frac{\frac{5}{3}}{1 + \frac{2}{3}} = \frac{\frac{5}{3}}{\frac{5}{3}} = 1
したがって、
tanθ=tanαβ=tan(αβ)=1=1 \tan \theta = \tan |\alpha - \beta| = |\tan (\alpha - \beta)| = |1| = 1
0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} より、
θ=π4 \theta = \frac{\pi}{4}

3. 最終的な答え

θ=π4\theta = \frac{\pi}{4}

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