与えられた二次関数のグラフに関する問題です。 (1) 二次関数の係数 $a$ の値と点Aの $y$ 座標を求める。 (2) $x$ の変域が $-3 \le x \le 1$ のときの $y$ の変域を求める。 (3) 直線ABの式を求める。 (4) 三角形OABの面積を求める。

代数学二次関数グラフ最大値最小値放物線直線面積
2025/3/29

1. 問題の内容

与えられた二次関数のグラフに関する問題です。
(1) 二次関数の係数 aa の値と点Aの yy 座標を求める。
(2) xx の変域が 3x1-3 \le x \le 1 のときの yy の変域を求める。
(3) 直線ABの式を求める。
(4) 三角形OABの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) グラフより、点Bの座標は (0,8)(0, 8) である。
このことから、二次関数の式は y=ax2y = ax^2 ではなく、y=ax2+8y = ax^2 + 8と表される。
また、グラフは点(-4, 0)を通るので、これを代入してaaを求める。
0=a(4)2+80 = a(-4)^2 + 8
0=16a+80 = 16a + 8
16a=816a = -8
a=12a = -\frac{1}{2}
よって、二次関数の式は y=12x2+8y = -\frac{1}{2}x^2 + 8 である。
点Aの xx 座標は 4-4 より大きいので、二次関数の式と直線ABの交点から読み取ると、x=4x=4
点Aの yy 座標は、y=12(4)2+8=12(16)+8=8+8=0y = -\frac{1}{2}(4)^2 + 8 = -\frac{1}{2}(16) + 8 = -8 + 8 = 0。点Aは放物線とx軸の交点なので放物線の方程式に代入すると、y=12(4)2+8=8+8=0y = -\frac{1}{2}(-4)^2 + 8 = -8+8 = 0
したがって、点Aの座標は (4,0)
(2) y=12x2+8y = -\frac{1}{2}x^2 + 8 において、 xx の変域が 3x1-3 \le x \le 1 のとき、
x=0x=0 で最大値 y=8y=8 をとる。
x=3x=-3 のとき、y=12(3)2+8=92+8=72=3.5y = -\frac{1}{2}(-3)^2 + 8 = -\frac{9}{2} + 8 = \frac{7}{2} = 3.5
x=1x=1 のとき、y=12(1)2+8=12+8=152=7.5y = -\frac{1}{2}(1)^2 + 8 = -\frac{1}{2} + 8 = \frac{15}{2} = 7.5
最小値は、x=3x=-3のときの72\frac{7}{2}
したがって、yy の変域は 72y8\frac{7}{2} \le y \le 8
(3) A (4, 0), B (0, 8) を通る直線の式を求める。
直線の傾きは 8004=84=2\frac{8-0}{0-4} = \frac{8}{-4} = -2 である。
切片は8なので、直線ABの式は y=2x+8y = -2x + 8 である。
(4) OAB\triangle OAB の面積を求める。
OAB\triangle OAB の底辺をOBとすると、OBの長さは8である。
高さは点Aのx座標の絶対値なので4である。
よって、OAB\triangle OAB の面積は 12×8×4=16\frac{1}{2} \times 8 \times 4 = 16 である。

3. 最終的な答え

(1) a=12a = -\frac{1}{2}, 点Aのy座標: 0
(2) 72y8\frac{7}{2} \le y \le 8
(3) y=2x+8y = -2x + 8
(4) 16

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