15-b(1) 6個の文字 a, b, c, d, e, f から異なる4個の文字を取り出して1列に並べるとき、その並べ方は何通りあるか。 15-b(2) 10人の選手の中から、走る順番を考えて4人の走者を選ぶとき、その選び方は何通りあるか。 16-b(1) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、すべての整数は何個できるか。 16-b(2) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、3000以下の整数は何個できるか。 16-b(3) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、4000以上の整数は何個できるか。 16-b(4) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、偶数は何個できるか。

離散数学順列組み合わせ場合の数
2025/6/20

1. 問題の内容

15-b(1) 6個の文字 a, b, c, d, e, f から異なる4個の文字を取り出して1列に並べるとき、その並べ方は何通りあるか。
15-b(2) 10人の選手の中から、走る順番を考えて4人の走者を選ぶとき、その選び方は何通りあるか。
16-b(1) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、すべての整数は何個できるか。
16-b(2) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、3000以下の整数は何個できるか。
16-b(3) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、4000以上の整数は何個できるか。
16-b(4) 7個の数字 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 から異なる4個を並べて4桁の整数を作るとき、偶数は何個できるか。

2. 解き方の手順

15-b(1)
異なるn個のものからr個を選んで並べる順列の総数は nPr=n(n1)(n2)(nr+1)nPr = n(n-1)(n-2) \cdots (n-r+1) で求められる。
6個の文字から4個を選んで並べる順列なので、6P46P4 を計算する。
6P4=6×5×4×3=3606P4 = 6 \times 5 \times 4 \times 3 = 360
15-b(2)
10人の選手から4人を選んで並べる順列なので、10P410P4 を計算する。
10P4=10×9×8×7=504010P4 = 10 \times 9 \times 8 \times 7 = 5040
16-b(1)
7個の数字から4個を選んで並べる順列なので、7P47P4 を計算する。
7P4=7×6×5×4=8407P4 = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 840
16-b(2)
3000以下の整数を作る。
千の位が1, 2のときを考える。
千の位が1のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
千の位が2のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
したがって、3000以下の整数は 120+120=240120 + 120 = 240 個。
16-b(3)
4000以上の整数を作る。
千の位が4, 5, 6, 7のときを考える。
千の位が4のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
千の位が5のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
千の位が6のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
千の位が7のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
したがって、4000以上の整数は 120+120+120+120=480120 + 120 + 120 + 120 = 480 個。
16-b(4)
偶数を作る。
一の位が2, 4, 6のときを考える。
一の位が2のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
一の位が4のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
一の位が6のとき、残りの3桁は6個の数字から3個選んで並べるので 6P3=6×5×4=1206P3 = 6 \times 5 \times 4 = 120 通り。
したがって、偶数は 120+120+120=360120 + 120 + 120 = 360 個。

3. 最終的な答え

15-b(1): 360通り
15-b(2): 5040通り
16-b(1): 840個
16-b(2): 240個
16-b(3): 480個
16-b(4): 360個

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