$A_\lambda \in 2^X$ および $B_\gamma \in 2^Y$ に対して、以下の等式を示す問題です。 (1) $(\bigcap_{\lambda \in \Lambda} A_\lambda)^c = \bigcup_{\lambda \in \Lambda} A_\lambda^c$ (2) $(\bigcap_{\lambda \in \Lambda} A_\lambda) \cup (\bigcap_{\gamma \in \Gamma} B_\gamma) = \bigcap_{(\lambda,\gamma) \in \Lambda \times \Gamma} (A_\lambda \cup B_\gamma)$ (3) $(\bigcap_{\lambda \in \Lambda} A_\lambda) \times (\bigcap_{\gamma \in \Gamma} B_\gamma) = \bigcap_{(\lambda,\gamma) \in \Lambda \times \Gamma} (A_\lambda \times B_\gamma)$
2025/7/14
1. 問題の内容
および に対して、以下の等式を示す問題です。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
(1)
まず、集合の補集合の定義から始めます。 であるとは、 を意味します。これは、 がすべての に含まれるわけではない、つまり、少なくとも一つの が存在して であることを意味します。これは、 を意味します。したがって、。
逆に、 であるとは、少なくとも一つの が存在して であることを意味します。これは、 を意味します。したがって、。これは、 を意味します。
よって、が成立します。
(2)
左辺を 、右辺を とします。
とすると、 または 。
もし ならば、すべての に対して 。
もし ならば、すべての に対して 。
を任意にとると、 または なので、。
したがって、。
よって、 が成立します。
次に、 を示します。
とすると、すべての に対して 。
かつ と仮定すると、あるに対して。
このとき、任意のに対してなので、。
なので、。
したがって、すべてのに対してなので、。
よって、 が成立します。
以上より、。
(3)
左辺を 、右辺を とします。
とすると、 かつ 。
これは、すべての に対して かつ すべての に対して を意味します。
したがって、すべての に対して 。
よって、。
したがって、。
次に、 を示します。
とすると、すべての に対して 。
これは、すべての に対して かつ を意味します。
したがって、すべての に対して かつ すべての に対して 。
これは、 かつ を意味します。
したがって、。
よって、。
以上より、。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)