円の方程式を平方完成すると、
(x−5)2+(y−5)2−25−25+40=0 (x−5)2+(y−5)2=10 よって、円 C の中心は (5,5)、半径は 10 である。 (2) 原点を通り、円 C に接する直線の方程式を求める。 求める直線の方程式を y=kx とする。直線 y=kx と円 C が接するためには、円の中心 (5,5) と直線 kx−y=0 の距離が半径 10 に等しくなればよい。 k2+1∣5k−5∣=10 ∣5k−5∣=10(k2+1) 両辺を2乗すると、
(5k−5)2=10(k2+1) 25k2−50k+25=10k2+10 15k2−50k+15=0 3k2−10k+3=0 (3k−1)(k−3)=0 k=31,3 よって、求める直線の方程式は y=31x と y=3x である。 (3) 2つの直線と円 C の全てに接するような円のうち、最も小さい円の半径を求める。 2つの直線 y=31x と y=3x は原点を通る。 これらの直線のなす角を θ とする。 tanθ=1+3⋅313−31=238=34 中心が(5,5),半径10の円Cと2本の直線y=3x,y=x/3に接する最小の円の中心は直線y=x上にある。 求める円の中心を(t,t)とする。この円は2つの直線y=3x,y=x/3に接するので、32+1∣3t−t∣=1+32∣t−3t∣より、円は原点を中心にもつ。したがって、円は2つの直線に接する。 この円がさらに円Cと接する条件は、中心間距離が半径の和に等しいことであるから、
(t−5)2+(t−5)2=10−r。 rが最小となるのは、円Cを内部に含むときである。 2つの直線y=3x,y=x/3のなす角は等しいから、円Cの中心(5,5)を通る直線y=xからの距離は0で、円Cはy=xに対して対称である。 このとき、2円の中心間の距離は2(t−5)2=2∣t−5∣であり、半径の和は10+r。 2∣t−5∣=10−r r=10−2∣t−5∣ rが正で最小になるのは、∣t−5∣が最大となるとき。 これは、原点を通る2直線に接する円の中心が、2直線のなす角の二等分線上にあることから、そのような円の中心は、y=x上にあることから言える。 よって円Cに内接するとき、r=10−2∣0−5∣=10−52=10(1−5) となりこれは不適切。 円x2+y2=r2とする.x2+y2−10x−10y+40=0と接する条件を考える. R=10(5−1)