9. 赤球6個と青球7個が入っている袋から同時に3個の球を取り出すとき、以下の確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象
2025/6/20

9. 赤球6個と青球7個が入っている袋から同時に3個の球を取り出すとき、以下の確率を求めます。

(1) 3個とも青球である確率
(2) 3個とも同じ色の球である確率
(3) 少なくとも1個が赤球である確率

2. 解き方の手順

(1) 3個とも青球である確率
全事象は、13個の球から3個を選ぶ組み合わせなので、13C3_{13}C_3通りです。
3個とも青球である事象は、7個の青球から3個を選ぶ組み合わせなので、7C3_7C_3通りです。
したがって、確率は
7C313C3=7×6×53×2×113×12×113×2×1=7×6×513×12×11=2101716=35286\frac{_7C_3}{_{13}C_3} = \frac{\frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1}}{\frac{13 \times 12 \times 11}{3 \times 2 \times 1}} = \frac{7 \times 6 \times 5}{13 \times 12 \times 11} = \frac{210}{1716} = \frac{35}{286}
(2) 3個とも同じ色の球である確率
3個とも赤球である確率は、6C313C3=6×5×43×2×113×12×113×2×1=6×5×413×12×11=1201716=10143\frac{_6C_3}{_{13}C_3} = \frac{\frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1}}{\frac{13 \times 12 \times 11}{3 \times 2 \times 1}} = \frac{6 \times 5 \times 4}{13 \times 12 \times 11} = \frac{120}{1716} = \frac{10}{143}
3個とも青球である確率は(1)より35286\frac{35}{286}
よって、3個とも同じ色の球である確率は
10143+35286=20286+35286=55286=526\frac{10}{143} + \frac{35}{286} = \frac{20}{286} + \frac{35}{286} = \frac{55}{286} = \frac{5}{26}
(3) 少なくとも1個が赤球である確率
これは、3個とも青球である確率の余事象です。
1 - (3個とも青球である確率) = 135286=28635286=2512861 - \frac{35}{286} = \frac{286 - 35}{286} = \frac{251}{286}

3. 最終的な答え

(1) 3個とも青球である確率: 35286\frac{35}{286}
(2) 3個とも同じ色の球である確率: 526\frac{5}{26}
(3) 少なくとも1個が赤球である確率: 251286\frac{251}{286}

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