この問題は、等加速度直線運動をしている物体の $v-t$ グラフが与えられており、以下の4つの問いに答えるものです。 (1) 物体の加速度 $a$ を求める。 (2) 物体が原点から最も遠ざかるときの時刻 $t_1$ と、その位置 $x_1$ を求める。 (3) 8.0秒後の物体の位置 $x_2$ を求める。 (4) 経過時間 $t$ と物体の位置 $x$ の関係をグラフで表す。

応用数学物理運動等加速度直線運動グラフv-tグラフ
2025/6/21

1. 問題の内容

この問題は、等加速度直線運動をしている物体の vtv-t グラフが与えられており、以下の4つの問いに答えるものです。
(1) 物体の加速度 aa を求める。
(2) 物体が原点から最も遠ざかるときの時刻 t1t_1 と、その位置 x1x_1 を求める。
(3) 8.0秒後の物体の位置 x2x_2 を求める。
(4) 経過時間 tt と物体の位置 xx の関係をグラフで表す。

2. 解き方の手順

(1) 加速度 aa は、vtv-t グラフの傾きから求めることができます。
a=ΔvΔt=12208.00=328=4.0 m/s2a = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{-12 - 20}{8.0 - 0} = \frac{-32}{8} = -4.0 \mathrm{\ m/s^2}
(2) 物体が原点から最も遠ざかるとき、速度が0になります。vtv-t グラフより、v=0v=0 となる時刻 t1t_1 は、20+(4.0)t1=020 + (-4.0)t_1 = 0 より、
t1=204.0=5.0 st_1 = \frac{-20}{-4.0} = 5.0 \mathrm{\ s}
その位置 x1x_1 は、x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2 に代入して、
x1=20×5.0+12×(4.0)×(5.0)2=10050=50 mx_1 = 20 \times 5.0 + \frac{1}{2} \times (-4.0) \times (5.0)^2 = 100 - 50 = 50 \mathrm{\ m}
(3) 8.0秒後の物体の位置 x2x_2 は、x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2 に代入して、
x2=20×8.0+12×(4.0)×(8.0)2=160128=32 mx_2 = 20 \times 8.0 + \frac{1}{2} \times (-4.0) \times (8.0)^2 = 160 - 128 = 32 \mathrm{\ m}
(4) 経過時間 tt と物体の位置 xx の関係は、x=20t2t2x = 20t - 2t^2 で表されます。
これは下に凸の放物線になり、頂点は t=5.0 st=5.0 \mathrm{\ s}x=50 mx=50 \mathrm{\ m} の点になります。また、t=0 st=0 \mathrm{\ s}x=0 mx=0 \mathrm{\ m}t=8.0 st=8.0 \mathrm{\ s}x=32 mx=32 \mathrm{\ m} です。

3. 最終的な答え

(1) 加速度 a=4.0 m/s2a = -4.0 \mathrm{\ m/s^2}
(2) 時刻 t1=5.0 st_1 = 5.0 \mathrm{\ s}、位置 x1=50 mx_1 = 50 \mathrm{\ m}
(3) 位置 x2=32 mx_2 = 32 \mathrm{\ m}
(4) グラフは x=20t2t2x = 20t - 2t^2 の放物線(下に凸)。

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