直線 $l: y = \frac{3}{2}x + 7$ と直線 $m: y = -x + 7$ がある。点 A は直線 $l$ と $m$ の $y$ 軸との交点、点 B, C はそれぞれ直線 $l$ と $m$ の $x$ 軸との交点である。点 P, Q はそれぞれ線分 AC, AB 上にあり、点 R, S は $x$ 軸上にある。四角形 PQRS が長方形になるように点 P, Q, R, S を定める。点 P の $x$ 座標を $t$ とするとき、以下の問いに答えよ。 (1) 点 Q の座標を $t$ を用いて表せ。 (2) 四角形 PQRS が正方形となるときの点 P の座標を求めよ。

幾何学座標平面直線長方形正方形交点方程式
2025/6/21
はい、承知いたしました。問題文を読み解き、丁寧に解答を作成します。

1. 問題の内容

直線 l:y=32x+7l: y = \frac{3}{2}x + 7 と直線 m:y=x+7m: y = -x + 7 がある。点 A は直線 llmmyy 軸との交点、点 B, C はそれぞれ直線 llmmxx 軸との交点である。点 P, Q はそれぞれ線分 AC, AB 上にあり、点 R, S は xx 軸上にある。四角形 PQRS が長方形になるように点 P, Q, R, S を定める。点 P の xx 座標を tt とするとき、以下の問いに答えよ。
(1) 点 Q の座標を tt を用いて表せ。
(2) 四角形 PQRS が正方形となるときの点 P の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点 Q の座標を tt を用いて表す。
* 点 P は直線 y=x+7y = -x + 7 上の点であり、xx 座標が tt であるから、点 P の座標は (t,t+7)(t, -t + 7) と表される。
* 点 Q は直線 y=32x+7y = \frac{3}{2}x + 7 上の点であり、点 P と y 座標が等しいので、 t+7=32x+7-t + 7 = \frac{3}{2}x + 7 が成り立つ。
* この式を xx について解くと、32x=t\frac{3}{2}x = -t より、x=23tx = -\frac{2}{3}t となる。
* したがって、点 Q の座標は (23t,t+7)(-\frac{2}{3}t, -t + 7) と表される。
(2) 四角形 PQRS が正方形となるときの点 P の座標を求める。
* PQRS が正方形であるためには、PQ = PS であればよい。
* P の座標は (t,t+7)(t, -t+7)
* Q の座標は (23t,t+7)(-\frac{2}{3}t, -t+7)
* S の座標は (t,0)(t, 0)
* PQ = t(23t)=t+23t=53t=53t|t - (-\frac{2}{3}t)| = |t + \frac{2}{3}t| = |\frac{5}{3}t| = \frac{5}{3}t (ただし、t>0t > 0 とする)
* PS = t+70=t+7=t+7|-t+7 - 0| = |-t+7| = -t+7 (ただし、t<7t<7 とする)
* PQ = PS より、53t=t+7\frac{5}{3}t = -t+7 が成り立つ。
* この式を tt について解くと、53t+t=7\frac{5}{3}t + t = 7 より、83t=7\frac{8}{3}t = 7 となり、t=218t = \frac{21}{8} となる。
* 点 P の yy 座標は t+7=218+7=21+568=358-t + 7 = -\frac{21}{8} + 7 = \frac{-21 + 56}{8} = \frac{35}{8} となる。
* したがって、点 P の座標は (218,358)(\frac{21}{8}, \frac{35}{8}) と表される。

3. 最終的な答え

(1) 点 Q の座標: (23t,t+7)(-\frac{2}{3}t, -t + 7)
(2) 点 P の座標: (218,358)(\frac{21}{8}, \frac{35}{8})

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