ある医薬品が1次反応に従って分解される。半減期が365時間であるとき、10%が分解するのにかかる時間を求める問題です。初期分解量は0とします。

応用数学微分方程式化学反応速度論指数関数半減期
2025/6/21

1. 問題の内容

ある医薬品が1次反応に従って分解される。半減期が365時間であるとき、10%が分解するのにかかる時間を求める問題です。初期分解量は0とします。

2. 解き方の手順

1次反応の速度式は次の通りです。
ln(At)ln(A0)=ktln(A_t) - ln(A_0) = -kt
ここで、AtA_tは時間ttにおける医薬品の量、A0A_0は初期の医薬品の量、kkは速度定数です。
半減期t1/2t_{1/2}は、医薬品の量が初期の半分になる時間なので、
ln(A0/2)ln(A0)=kt1/2ln(A_0/2) - ln(A_0) = -kt_{1/2}
ln(1/2)=kt1/2ln(1/2) = -kt_{1/2}
k=ln(2)/t1/2k = ln(2) / t_{1/2}
半減期が365時間なので、k=ln(2)/365k = ln(2) / 365となります。
次に、10%が分解する時間ttを求めます。医薬品の初期量を100%とすると、A0=100A_0 = 100です。10%が分解すると、残りの医薬品は90%なので、At=90A_t = 90となります。
ln(90)ln(100)=ktln(90) - ln(100) = -kt
ln(90/100)=ktln(90/100) = -kt
ln(0.9)=ktln(0.9) = -kt
t=ln(0.9)/kt = -ln(0.9) / k
t=ln(0.9)/(ln(2)/365)t = -ln(0.9) / (ln(2) / 365)
t=(ln(0.9)365)/ln(2)t = (-ln(0.9) * 365) / ln(2)

3. 最終的な答え

計算すると、
t=((0.10536)365)/0.69315t = (-(-0.10536) * 365) / 0.69315
t=(0.10536365)/0.69315t = (0.10536 * 365) / 0.69315
t=38.4564/0.69315t = 38.4564 / 0.69315
t=55.48t = 55.48
したがって、10%が分解する時間は約55.48時間です。
最終的な答え:55.48時間

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