与えられた放物線を、$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動した放物線の方程式を求める問題です。3つの放物線についてそれぞれ計算します。 (1) $y = -x^2$ (2) $y = -x^2 + 4x - 5$ (3) $y = 2x^2 + 4x$

代数学放物線平行移動二次関数
2025/6/22

1. 問題の内容

与えられた放物線を、xx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動した放物線の方程式を求める問題です。3つの放物線についてそれぞれ計算します。
(1) y=x2y = -x^2
(2) y=x2+4x5y = -x^2 + 4x - 5
(3) y=2x2+4xy = 2x^2 + 4x

2. 解き方の手順

平行移動の公式を利用します。xx軸方向にppyy軸方向にqqだけ平行移動する場合、xxxpx-pyyyqy-qに置き換えます。
(1) y=x2y = -x^2xx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動する場合、
xxx1x-1 に、yyy(2)=y+2y-(-2)=y+2 に置き換えます。
よって、y+2=(x1)2y+2 = -(x-1)^2となります。
これをy=y=の形に変形します。
(2) y=x2+4x5y = -x^2 + 4x - 5xx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動する場合、
xxx1x-1 に、yyy(2)=y+2y-(-2)=y+2 に置き換えます。
よって、y+2=(x1)2+4(x1)5y+2 = -(x-1)^2 + 4(x-1) - 5となります。
これをy=y=の形に変形します。
(3) y=2x2+4xy = 2x^2 + 4xxx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動する場合、
xxx1x-1 に、yyy(2)=y+2y-(-2)=y+2 に置き換えます。
よって、y+2=2(x1)2+4(x1)y+2 = 2(x-1)^2 + 4(x-1)となります。
これをy=y=の形に変形します。
以下、それぞれの計算を行います。
(1) y+2=(x1)2y+2 = -(x-1)^2
y+2=(x22x+1)y+2 = -(x^2 - 2x + 1)
y+2=x2+2x1y+2 = -x^2 + 2x - 1
y=x2+2x3y = -x^2 + 2x - 3
(2) y+2=(x1)2+4(x1)5y+2 = -(x-1)^2 + 4(x-1) - 5
y+2=(x22x+1)+4x45y+2 = -(x^2 - 2x + 1) + 4x - 4 - 5
y+2=x2+2x1+4x9y+2 = -x^2 + 2x - 1 + 4x - 9
y+2=x2+6x10y+2 = -x^2 + 6x - 10
y=x2+6x12y = -x^2 + 6x - 12
(3) y+2=2(x1)2+4(x1)y+2 = 2(x-1)^2 + 4(x-1)
y+2=2(x22x+1)+4x4y+2 = 2(x^2 - 2x + 1) + 4x - 4
y+2=2x24x+2+4x4y+2 = 2x^2 - 4x + 2 + 4x - 4
y+2=2x22y+2 = 2x^2 - 2
y=2x24y = 2x^2 - 4

3. 最終的な答え

(1) y=x2+2x3y = -x^2 + 2x - 3
(2) y=x2+6x12y = -x^2 + 6x - 12
(3) y=2x24y = 2x^2 - 4

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