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1. 問題の内容
(1) 一辺の長さが1の正四面体ABCDがある。三角形BCDの重心をPとし、点Gを を満たす点とする。
(ア) 線分AGの長さを求めよ。
(イ) 3点A, G, Pが同一直線上にあることを示せ。
(ウ) AG:GPを求めよ。
(エ) の値を求めよ。
(2) 座標空間において、点A(1, 2, 0), B(2, 3, -1)をとる。2点A, Bを通る直線をlとする。実数tが定める点P(t, -t, 3t)に対して、直線l上に点Qを、線分PQと直線lが直交するようにとる。
(ア) 点Qの座標をtを用いて表せ。
(イ) tを変化させるとき、線分PQの長さが最小となるようなtの値を求めよ。
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2. 解き方の手順
### (1)
(ア) より、
正四面体なので、 であり、 である。
したがって、
(イ) より、
よって、A, G, Pは同一直線上にある。
(ウ) より、
したがって、
(エ)
### (2)
(ア) 直線lは点A(1, 2, 0)を通り、方向ベクトルはである。
したがって、直線l上の点Qの座標は と表せる。(sは実数)
点Qの座標は
(イ)
が最小となるのは のとき。
このとき、線分PQの長さが最小となる。
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3. 最終的な答え
(1)
(ア)
(イ) 3点A, G, Pは同一直線上にある
(ウ) 3:1
(エ)
(2)
(ア)
(イ)