(1) 三角形が成立するための条件は、任意の2辺の長さの和が残りの1辺の長さより大きいことである。
したがって、
これらの不等式から、
したがって、2<a<4である。 次に、鋭角三角形の条件を考える。
3辺の長さがa, b, cの三角形が鋭角三角形であるための条件は、
a2+b2>c2, b2+c2>a2, c2+a2>b2 がすべて成り立つことである。
この問題では、辺の長さは1, 3, aであるから、
12+32>a2, 12+a2>32, 32+a2>12. これらの不等式から、
したがって、
よって、
8<a<10. すなわち、22<a<10である。 22≈2.828 10≈3.162 したがって、aのとりうる値の範囲は、22<a<10となる。 (2) 外接円の半径Rが 359 のとき、正弦定理より、 sinAa=sinBb=sinCc=2R 三角形の面積Sは、S=21bcsinA=21casinB=21absinC S=4Rabc この問題では、a, 1, 3が三角形の3辺の長さであり、R=359であるから、 S=4R3a=4⋅3593a=363a35=12a35 ヘロンの公式より、s=21+3+a=24+a S=s(s−1)(s−3)(s−a)=24+a(24+a−1)(24+a−3)(24+a−a)=24+a⋅22+a⋅2a−2⋅24−a=41(4+a)(2+a)(a−2)(4−a)=41(16−a2)(a2−4) 12a35=41(16−a2)(a2−4) 144a2(35)=161(16a2−64−a4+4a2) 935a2=20a2−a4−64 35a2=180a2−9a4−576 9a4−145a2+576=0 a2=18145±1452−4⋅9⋅576=18145±21025−20736=18145±289=18145±17 a2=18162=9 または a2=18128=964 したがって、a=3 または a=38 22<a<10より、2.828<a<3.162 a=3は範囲を満たす。a=38=2.666となり、範囲を満たさない。