これは完全順列の問題です。4人の完全順列の数を求めることになります。完全順列の数を表す記号として !n を使うことがあります。今回は !4 を求めることになります。 完全順列の数の公式を使うこともできますが、ここでは包除原理を使って解いていきます。
まず、4人の品物の分け方の総数は 4!=4×3×2×1=24 通りです。 次に、少なくとも1人が自分の品物をもらう場合の数を考えます。
* 1人が自分の品物をもらう場合:4C1×3!=4×6=24 通り * 2人が自分の品物をもらう場合:4C2×2!=6×2=12 通り * 3人が自分の品物をもらう場合:4C3×1!=4×1=4 通り * 4人が自分の品物をもらう場合:4C4×0!=1×1=1 通り 包除原理より、少なくとも1人が自分の品物をもらう場合の数は、
24−12+4−1=15 通り したがって、誰も自分の品物をもらわない場合の数は、
4!−(4C1×3!−4C2×2!+4C3×1!−4C4×0!) =24−(24−12+4−1) =24−15=9 通り または、完全順列の公式を用いると、
!n=n!∑k=0nk!(−1)k !4=4!(0!1−1!1+2!1−3!1+4!1) =24(1−1+21−61+241) =24(2412−4+1)=9