2つの円の位置関係は、それぞれの中心間の距離dと半径r1, r2の関係によって決まります。 * d>r1+r2: 互いに外部にある * d=r1+r2: 外接する * ∣r1−r2∣<d<r1+r2: 2点で交わる * d=∣r1−r2∣: 内接する * d<∣r1−r2∣: 一方の円が他方の円の内部にある * d=0,r1=r2: 一致する(今回はありえない) 各問題について、円の中心座標と半径を求め、中心間の距離を計算し、上記の関係と比較することで位置関係を判定します。
(1)
円1: 中心(0, 0), 半径3
円2: 中心(3, 4), 半径5
中心間の距離: d=(3−0)2+(4−0)2=9+16=25=5 r1+r2=3+5=8 ∣r1−r2∣=∣3−5∣=2 2<5<8なので、2点で交わる (2)
円1: 中心(2, -5), 半径6
円2: 中心(-1, 6), 半径4
中心間の距離: d=(−1−2)2+(6−(−5))2=9+121=130 r1+r2=6+4=10 ∣r1−r2∣=∣6−4∣=2 130≈11.4 11.4>10なので、互いに外部にある (3)
円1: 中心(3, 0), 半径3 円2: x2−2x+y2−4y=22 (x−1)2−1+(y−2)2−4=22 (x−1)2+(y−2)2=27 円2: 中心(1, 2), 半径27=33 中心間の距離: d=(1−3)2+(2−0)2=4+4=8=22 r1+r2=3+33=43 ∣r1−r2∣=∣3−33∣=23 23≈3.46, 43≈6.93, 22≈2.83 22<23なので、一方の円が他方の円の内部にある (4)
円1: x2−2x+y2=3 (x−1)2−1+y2=3 (x−1)2+y2=4 中心(1, 0), 半径2
円2: x2−8x+y2−8y=−23 (x−4)2−16+(y−4)2−16=−23 (x−4)2+(y−4)2=9 中心(4, 4), 半径3
中心間の距離: d=(4−1)2+(4−0)2=9+16=25=5 r1+r2=2+3=5 ∣r1−r2∣=∣2−3∣=1 d=r1+r2なので、外接する (5)
円1: x2+2x+y2−8y=73 (x+1)2−1+(y−4)2−16=73 (x+1)2+(y−4)2=90 中心(-1, 4), 半径90=310 円2: x2+4x+y2−2y=35 (x+2)2−4+(y−1)2−1=35 (x+2)2+(y−1)2=40 中心(-2, 1), 半径40=210 中心間の距離: d=(−2−(−1))2+(1−4)2=1+9=10 r1+r2=310+210=510 ∣r1−r2∣=∣310−210∣=10 d=∣r1−r2∣なので、内接する