円の中心Oと円周上の点A, B, Cを結んだ図において、$\angle AOB = \alpha$, $\angle COB = 50^\circ$, $\angle AOC = 30^\circ$が与えられている。$\alpha$を求める問題。

幾何学中心角円周角角度三角形
2025/6/22

1. 問題の内容

円の中心Oと円周上の点A, B, Cを結んだ図において、AOB=α\angle AOB = \alpha, COB=50\angle COB = 50^\circ, AOC=30\angle AOC = 30^\circが与えられている。α\alphaを求める問題。

2. 解き方の手順

中心角と円周角の関係を利用する。
* ACB\angle ACBは弧ABに対する円周角であり、AOB\angle AOBは弧ABに対する中心角であるから、ACB=12AOB=α2\angle ACB = \frac{1}{2} \angle AOB = \frac{\alpha}{2}
* ABC\angle ABCは弧ACに対する円周角であり、AOC\angle AOCは弧ACに対する中心角であるから、ABC=12AOC=302=15\angle ABC = \frac{1}{2} \angle AOC = \frac{30}{2} = 15^\circ
* BAC\angle BACは弧BCに対する円周角であり、BOC\angle BOCは弧BCに対する中心角であるから、BAC=12BOC=502=25\angle BAC = \frac{1}{2} \angle BOC = \frac{50}{2} = 25^\circ
三角形の内角の和は180度であるから、三角形ABCについて、
ACB+ABC+BAC=180\angle ACB + \angle ABC + \angle BAC = 180^\circ
α2+15+25=180\frac{\alpha}{2} + 15^\circ + 25^\circ = 180^\circ
α2+40=180\frac{\alpha}{2} + 40^\circ = 180^\circ
α2=18040\frac{\alpha}{2} = 180^\circ - 40^\circ
α2=140\frac{\alpha}{2} = 140^\circ
α=280\alpha = 280^\circ
ただし、今回はAOB\angle AOBACB\angle ACBに対する中心角ではなく、360度-AOB\angle AOBが中心角である。
AOB=360α\angle AOB = 360^\circ - \alphaとして考えると、
ACB=12(360α)=180α2\angle ACB = \frac{1}{2} (360^\circ - \alpha) = 180^\circ - \frac{\alpha}{2}
三角形の内角の和は180度であるから、三角形ABCについて、
ACB+ABC+BAC=180\angle ACB + \angle ABC + \angle BAC = 180^\circ
180α2+15+25=180180^\circ - \frac{\alpha}{2} + 15^\circ + 25^\circ = 180^\circ
180α2+40=180180^\circ - \frac{\alpha}{2} + 40^\circ = 180^\circ
α2+220=180-\frac{\alpha}{2} + 220^\circ = 180^\circ
α2=40-\frac{\alpha}{2} = -40^\circ
α=80\alpha = 80^\circ

3. 最終的な答え

80

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