3つの問題があります。 (30) 直線 $y=2x$ と平行な直線、垂直な直線をそれぞれ選択する。 (31) 2つの直線 $4x-3y-5=0$ と $3x+4y+4=0$ が平行か垂直かを判定する。 (32) 点 $A(-2, -1)$ を通り、直線 $3x-2y+5=0$ に平行な直線と垂直な直線の式をそれぞれ求める。

幾何学直線傾き平行垂直方程式
2025/6/22

1. 問題の内容

3つの問題があります。
(30) 直線 y=2xy=2x と平行な直線、垂直な直線をそれぞれ選択する。
(31) 2つの直線 4x3y5=04x-3y-5=03x+4y+4=03x+4y+4=0 が平行か垂直かを判定する。
(32) 点 A(2,1)A(-2, -1) を通り、直線 3x2y+5=03x-2y+5=0 に平行な直線と垂直な直線の式をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

(30)
直線の式 y=mx+ny=mx+n において、mm は傾きを表します。
平行な直線は傾きが等しく、垂直な直線は傾きの積が 1-1 です。
与えられた直線は y=2xy=2x なので、傾きは 22 です。

1. $y=-2x$ の傾きは $-2$ で、平行でも垂直でもありません。

2. $y=-\frac{1}{2}x+3$ の傾きは $-\frac{1}{2}$ で、垂直でも平行でもありません。

3. $2x-y+5=0$ を変形すると $y=2x+5$ となり、傾きは $2$ です。したがって、平行です。

(31)
2つの直線 4x3y5=04x-3y-5=03x+4y+4=03x+4y+4=0 について考えます。
それぞれの式を y=mx+ny=mx+n の形に変形します。
4x3y5=04x-3y-5=0 より 3y=4x53y=4x-5 なので、y=43x53y=\frac{4}{3}x-\frac{5}{3} です。傾きは 43\frac{4}{3} です。
3x+4y+4=03x+4y+4=0 より 4y=3x44y=-3x-4 なので、y=34x1y=-\frac{3}{4}x-1 です。傾きは 34-\frac{3}{4} です。
2つの傾きの積は 43×(34)=1\frac{4}{3} \times (-\frac{3}{4}) = -1 なので、2つの直線は垂直です。
(32)
A(2,1)A(-2, -1) を通り、直線 3x2y+5=03x-2y+5=0 に平行な直線と垂直な直線の式を求めます。
まず、3x2y+5=03x-2y+5=0 を変形すると 2y=3x+52y=3x+5 となり、y=32x+52y=\frac{3}{2}x+\frac{5}{2} です。傾きは 32\frac{3}{2} です。
平行な直線の傾きも 32\frac{3}{2} なので、求める直線の方程式は y=32x+by=\frac{3}{2}x+b と表せます。
A(2,1)A(-2, -1) を通るので、1=32(2)+b-1 = \frac{3}{2}(-2) + b が成り立ちます。
1=3+b-1 = -3 + b より b=2b = 2 となります。
したがって、平行な直線の方程式は y=32x+2y=\frac{3}{2}x+2 となります。これを変形して 2y=3x+42y=3x+4、つまり 3x2y+4=03x-2y+4=0 です。
垂直な直線の傾きは 23-\frac{2}{3} なので、求める直線の方程式は y=23x+by=-\frac{2}{3}x+b と表せます。
A(2,1)A(-2, -1) を通るので、1=23(2)+b-1 = -\frac{2}{3}(-2) + b が成り立ちます。
1=43+b-1 = \frac{4}{3} + b より b=73b = -\frac{7}{3} となります。
したがって、垂直な直線の方程式は y=23x73y=-\frac{2}{3}x-\frac{7}{3} となります。これを変形して 3y=2x73y=-2x-7、つまり 2x+3y+7=02x+3y+7=0 です。

3. 最終的な答え

(30) 平行な直線:③ 2xy+5=02x-y+5=0、垂直な直線:なし
(31) 垂直
(32) 平行な直線:3x2y+4=03x-2y+4=0、垂直な直線:2x+3y+7=02x+3y+7=0

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