2次方程式 $x^2 + 2(m+6)x - 8m = 0$ が実数解を持たないとき、定数 $m$ の値の範囲を求める問題です。

代数学二次方程式判別式二次不等式解の公式
2025/6/22

1. 問題の内容

2次方程式 x2+2(m+6)x8m=0x^2 + 2(m+6)x - 8m = 0 が実数解を持たないとき、定数 mm の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次方程式が実数解を持たない条件は、判別式 DDD<0D < 0 となることです。
与えられた2次方程式は x2+2(m+6)x8m=0x^2 + 2(m+6)x - 8m = 0 です。
判別式 DD
D=b24acD = b^2 - 4ac
で与えられます。ここで、a=1a = 1, b=2(m+6)b = 2(m+6), c=8mc = -8m です。
したがって、
D=(2(m+6))24(1)(8m)D = (2(m+6))^2 - 4(1)(-8m)
D=4(m2+12m+36)+32mD = 4(m^2 + 12m + 36) + 32m
D=4m2+48m+144+32mD = 4m^2 + 48m + 144 + 32m
D=4m2+80m+144D = 4m^2 + 80m + 144
D=4(m2+20m+36)D = 4(m^2 + 20m + 36)
実数解を持たない条件 D<0D < 0 より、
4(m2+20m+36)<04(m^2 + 20m + 36) < 0
m2+20m+36<0m^2 + 20m + 36 < 0
2次不等式 m2+20m+36<0m^2 + 20m + 36 < 0 を解きます。
まず、m2+20m+36=0m^2 + 20m + 36 = 0 の解を求めます。
解の公式より、
m=20±2024(1)(36)2(1)m = \frac{-20 \pm \sqrt{20^2 - 4(1)(36)}}{2(1)}
m=20±4001442m = \frac{-20 \pm \sqrt{400 - 144}}{2}
m=20±2562m = \frac{-20 \pm \sqrt{256}}{2}
m=20±162m = \frac{-20 \pm 16}{2}
m=10±8m = -10 \pm 8
よって、m=10+8=2m = -10 + 8 = -2 または m=108=18m = -10 - 8 = -18
したがって、m2+20m+36<0m^2 + 20m + 36 < 0 を満たす mm の範囲は 18<m<2-18 < m < -2 です。

3. 最終的な答え

18<m<2-18 < m < -2

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