2点 $A(8,0)$ と $B(0,-2)$ が与えられています。 (1) 直線ABの傾きを求めます。 (2) 線分ABの中点Mの座標を求めます。 (3) 線分ABの垂直二等分線 $l$ の方程式を $ax + by + c = 0$ の形で求めます。

幾何学直線距離傾き中点垂直二等分線対称な点
2025/6/22
## 問題33

1. 問題の内容

2点 A(8,0)A(8,0)B(0,2)B(0,-2) が与えられています。
(1) 直線ABの傾きを求めます。
(2) 線分ABの中点Mの座標を求めます。
(3) 線分ABの垂直二等分線 ll の方程式を ax+by+c=0ax + by + c = 0 の形で求めます。

2. 解き方の手順

(1) 傾きは、(y2y1)/(x2x1) (y_2 - y_1) / (x_2 - x_1) で計算できます。
A(8,0)A(8,0)B(0,2)B(0,-2) を用いて計算します。
(2) 中点Mの座標は、((x1+x2)/2,(y1+y2)/2)((x_1 + x_2)/2, (y_1 + y_2)/2) で計算できます。
A(8,0)A(8,0)B(0,2)B(0,-2) を用いて計算します。
(3) 垂直二等分線は、線分の中点を通り、線分に垂直な直線です。
まず、線分ABの傾きを求めます(上記(1)で求めた値)。
次に、垂直な直線の傾きは、元の直線の傾きの逆数にマイナスをつけたものです。
中点Mの座標(上記(2)で求めた値)と、垂直な直線の傾きを使って、直線の方程式を求めます。
最後に、得られた方程式をax+by+c=0ax + by + c = 0 の形に変形します。

3. 最終的な答え

(1) 直線ABの傾き:
(20)/(08)=2/8=1/4(-2 - 0) / (0 - 8) = -2 / -8 = 1/4
(2) 線分ABの中点Mの座標:
((8+0)/2,(0+(2))/2)=(4,1)((8 + 0)/2, (0 + (-2))/2) = (4, -1)
(3) 線分ABの垂直二等分線 ll の方程式:
線分ABの傾きは1/41/4なので、垂直な直線の傾きは 4-4です。
中点M(4,-1)を通り、傾きが-4の直線の方程式は、
y(1)=4(x4)y - (-1) = -4(x - 4)
y+1=4x+16y + 1 = -4x + 16
4x+y15=04x + y - 15 = 0
## 問題34

1. 問題の内容

直線 x+y+1=0x + y + 1 = 0ll とします。直線 ll に関して点 A(3,2)A(3, 2) と対称な点 BB の座標を求めます。

2. 解き方の手順

点A(3,2)と点Bの座標を(x,y)とする。線分ABの中点をMとする。
Mは直線l上にあるので、x+y+1=0x+y+1=0を満たす。
線分ABと直線lは垂直に交わるので、線分ABの傾きと直線lの傾きの積は-1となる。
直線lの方程式を変形すると、y=x1y=-x-1となるので、直線lの傾きは-1である。
線分ABの傾きは、(y2)/(x3)(y-2)/(x-3)となる。
よって、(y2)/(x3)(1)=1(y-2)/(x-3)*(-1)=-1
(y2)/(x3)=1(y-2)/(x-3)=1
y2=x3y-2=x-3
y=x1y=x-1
中点Mの座標は((x+3)/2,(y+2)/2)((x+3)/2, (y+2)/2)
Mは直線l上にあるので、
(x+3)/2+(y+2)/2+1=0(x+3)/2 + (y+2)/2 + 1 = 0
x+3+y+2+2=0x+3 + y+2 +2 = 0
x+y+7=0x+y+7 = 0
y=x1y = x - 1を代入すると、
x+(x1)+7=0x + (x - 1) + 7 = 0
2x+6=02x + 6 = 0
x=3x = -3
y=31=4y = -3 - 1 = -4
点Bの座標は(3,4)(-3, -4)

3. 最終的な答え

点Bの座標: (3,4)(-3, -4)
## 問題35

1. 問題の内容

(1) 点 (2,3)(-2, 3) と直線 3x+4y+9=03x + 4y + 9 = 0 の距離を求めます。
(2) 点 (3,1)(3, -1) と直線 y=2x+13y = 2x + 13 の距離を求めます。

2. 解き方の手順

(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離 dd は、次の公式で計算できます。
d=ax0+by0+c/a2+b2d = |ax_0 + by_0 + c| / \sqrt{a^2 + b^2}
(1)
(2,3)(-2, 3) と直線 3x+4y+9=03x + 4y + 9 = 0 の場合:
x0=2x_0 = -2, y0=3y_0 = 3, a=3a = 3, b=4b = 4, c=9c = 9 を公式に代入します。
(2)
(3,1)(3, -1) と直線 y=2x+13y = 2x + 13 の場合:
まず、直線の方程式を ax+by+c=0ax + by + c = 0 の形に変形します。
2xy+13=02x - y + 13 = 0
x0=3x_0 = 3, y0=1y_0 = -1, a=2a = 2, b=1b = -1, c=13c = 13 を公式に代入します。

3. 最終的な答え

(1) 点 (2,3)(-2, 3) と直線 3x+4y+9=03x + 4y + 9 = 0 の距離:
d=3(2)+4(3)+9/32+42=6+12+9/9+16=15/25=15/5=3d = |3(-2) + 4(3) + 9| / \sqrt{3^2 + 4^2} = |-6 + 12 + 9| / \sqrt{9 + 16} = |15| / \sqrt{25} = 15 / 5 = 3
(2) 点 (3,1)(3, -1) と直線 y=2x+13y = 2x + 13 の距離:
d=2(3)+(1)(1)+13/22+(1)2=6+1+13/4+1=20/5=20/5=205/5=45d = |2(3) + (-1)(-1) + 13| / \sqrt{2^2 + (-1)^2} = |6 + 1 + 13| / \sqrt{4 + 1} = |20| / \sqrt{5} = 20 / \sqrt{5} = 20\sqrt{5} / 5 = 4\sqrt{5}

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