まず、有理数定理を用いて、与えられた4次式の有理数解を探します。有理数解の候補は、定数項(-2)の約数(±1, ±2)を最高次の係数(1)の約数(±1)で割ったものです。つまり、有理数解の候補は±1, ±2です。
x=1 を代入すると、1+2−4−7−2=−10=0 x=−1 を代入すると、1−2−4+7−2=0 したがって、x=−1 は解の一つであり、x+1 は因数です。 次に、与えられた式を x+1 で割ります。 x4+2x3−4x2−7x−2=(x+1)(x3+x2−5x−2) 次に、x3+x2−5x−2 を因数分解します。再び有理数定理を適用します。 x=−2 を代入すると、(−2)3+(−2)2−5(−2)−2=−8+4+10−2=4=0 x=2 を代入すると、23+22−5(2)−2=8+4−10−2=0 したがって、x=2 は解の一つであり、x−2 は因数です。 x3+x2−5x−2 を x−2 で割ります。 x3+x2−5x−2=(x−2)(x2+3x+1) したがって、x4+2x3−4x2−7x−2=(x+1)(x−2)(x2+3x+1) 最後に、x2+3x+1 を因数分解できるか確認します。判別式 D=32−4(1)(1)=9−4=5>0 なので、実数解を持ちます。しかし、D が平方数ではないため、有理数解を持ちません。したがって、x2+3x+1 は有理数の範囲では因数分解できません。