分母に根号を含む分数 $\frac{1}{\sqrt{k} + \sqrt{k+1}}$ の分母を有理化する問題です。

代数学分母の有理化根号代数
2025/6/24

1. 問題の内容

分母に根号を含む分数 1k+k+1\frac{1}{\sqrt{k} + \sqrt{k+1}} の分母を有理化する問題です。

2. 解き方の手順

分母を有理化するためには、分母の共役な複素数を分母と分子に掛けます。
この場合、k+k+1\sqrt{k} + \sqrt{k+1} の共役な複素数は kk+1\sqrt{k} - \sqrt{k+1} です。
したがって、1k+k+1\frac{1}{\sqrt{k} + \sqrt{k+1}} の分母と分子に kk+1\sqrt{k} - \sqrt{k+1} を掛けます。
1k+k+1=1k+k+1×kk+1kk+1\frac{1}{\sqrt{k} + \sqrt{k+1}} = \frac{1}{\sqrt{k} + \sqrt{k+1}} \times \frac{\sqrt{k} - \sqrt{k+1}}{\sqrt{k} - \sqrt{k+1}}
分子は kk+1\sqrt{k} - \sqrt{k+1} となります。
分母は (k+k+1)(kk+1)=(k)2(k+1)2=k(k+1)=kk1=1(\sqrt{k} + \sqrt{k+1})(\sqrt{k} - \sqrt{k+1}) = (\sqrt{k})^2 - (\sqrt{k+1})^2 = k - (k+1) = k - k - 1 = -1 となります。
したがって、
kk+11=(kk+1)=k+1k\frac{\sqrt{k} - \sqrt{k+1}}{-1} = -(\sqrt{k} - \sqrt{k+1}) = \sqrt{k+1} - \sqrt{k}

3. 最終的な答え

k+1k\sqrt{k+1} - \sqrt{k}

「代数学」の関連問題

ある投資顧問会社が、2つの投資案A(年10%のリターン)とB(年20%のリターン)を顧客に提供している。顧客は投資資金をAとBに分割して投資し、総投資額と希望年間収益を達成したい。3人の顧客について、...

線形代数連立方程式行列逆行列投資
2025/6/25

ある放物線をx軸方向に1、y軸方向に-2だけ平行移動したところ、$y = -2x^2 + 3x - 1$になった。元の放物線の方程式を求めよ。

放物線平行移動二次関数
2025/6/25

放物線 $y = -2x^2 + 3x - 1$ は、ある放物線をx軸方向に1、y軸方向に-2だけ平行移動したものである。もとの放物線の方程式を求めよ。

二次関数平行移動放物線
2025/6/25

放物線 $y = x^2 - 4x + 3$ を平行移動して原点を通るようにする。 (1) $y$軸方向への平行移動量 $k$ を求め、移動後の放物線の方程式を求める。 (2) $x$軸方向への平行移...

放物線平行移動二次関数二次方程式
2025/6/25

与えられた4x4行列の行列式を、基本変形を用いて三角行列に変形し、対角成分を掛けることで計算します。少なくとも1回は列基本変形を用いる必要があります。サラスの方法は使用できません。使用した基本変形を明...

行列式行列の基本変形線形代数
2025/6/25

与えられた4x4行列の行列式を、基本変形を用いて計算する問題です。ただし、サラスの方法は使用できず、少なくとも1回は列に関する基本変形を行う必要があります。最終的には三角行列に変形し、対角成分を掛け合...

行列式線形代数行列の基本変形三角行列
2025/6/25

与えられた4x4行列の行列式を、基本変形を用いて計算する問題です。少なくとも1回は列に関する基本変形を用いる必要があり、サラスの方法は使用できません。最終的には三角行列に変形し、対角成分の積を計算する...

行列式線形代数基本変形三角行列行列の計算
2025/6/25

2次方程式 $x^2 - ax + b = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とし、$a_n = \alpha^n + \beta^n$ ($n = 1, 2, 3, \dots$)...

二次方程式解と係数の関係数学的帰納法整数の性質
2025/6/25

3次方程式 $x^3 + ax^2 - 3x + b = 0$ が $2+i$ を解に持つとき、実数の定数 $a$, $b$ の値と他の解を求める問題です。

3次方程式複素数解解と係数の関係因数分解
2025/6/25

$a+b+c = 0$ のとき、次の等式を証明する問題です。 (1) $(a+b)(b+c)(c+a) = -abc$ (2) $a^3 + b^3 + c^3 - 3abc = 0$

等式の証明因数分解多項式
2025/6/25