放物線 $y = -x^2 + 6x + 1$ は、放物線 $y = -x^2 - 2x + 3$ をどのように平行移動したものか。

代数学二次関数放物線平行移動平方完成
2025/6/24

1. 問題の内容

放物線 y=x2+6x+1y = -x^2 + 6x + 1 は、放物線 y=x22x+3y = -x^2 - 2x + 3 をどのように平行移動したものか。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの放物線を平方完成して、頂点の座標を求めます。
放物線 y=x2+6x+1y = -x^2 + 6x + 1 について、
\begin{align*}
y &= -(x^2 - 6x) + 1 \\
&= -(x^2 - 6x + 9 - 9) + 1 \\
&= -(x - 3)^2 + 9 + 1 \\
&= -(x - 3)^2 + 10
\end{align*}
よって、頂点の座標は (3,10)(3, 10) です。
次に、放物線 y=x22x+3y = -x^2 - 2x + 3 について、
\begin{align*}
y &= -(x^2 + 2x) + 3 \\
&= -(x^2 + 2x + 1 - 1) + 3 \\
&= -(x + 1)^2 + 1 + 3 \\
&= -(x + 1)^2 + 4
\end{align*}
よって、頂点の座標は (1,4)(-1, 4) です。
放物線 y=x22x+3y = -x^2 - 2x + 3 の頂点 (1,4)(-1, 4) を、放物線 y=x2+6x+1y = -x^2 + 6x + 1 の頂点 (3,10)(3, 10) に移動させる平行移動を考えます。
xx 軸方向に ppyy 軸方向に qq だけ平行移動するとすると、
\begin{align*}
-1 + p &= 3 \\
4 + q &= 10
\end{align*}
これらの式を解くと、
\begin{align*}
p &= 3 + 1 = 4 \\
q &= 10 - 4 = 6
\end{align*}
したがって、xx 軸方向に 4、yy 軸方向に 6 だけ平行移動することになります。

3. 最終的な答え

xx 軸方向に 4, yy 軸方向に 6 だけ平行移動

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