問題1は、与えられた連立一次方程式 $\begin{bmatrix} 1 & -2 & -7 & 8 \\ 1 & -1 & -5 & 5 \\ 3 & -4 & -17 & 18 \end{bmatrix} \begin{bmatrix} x_1 \\ x_2 \\ x_3 \\ x_4 \end{bmatrix} = \begin{bmatrix} -3 \\ -4 \\ -6 \end{bmatrix}$ を解くことです。 問題2は、与えられた行列 $A = \begin{bmatrix} 1 & -1 & -a \\ 1 & a & 1 \\ a & 1 & -1 \end{bmatrix}$ の逆行列が存在するような $a$ の値を求め、そのときの逆行列を求めることです。
2025/6/24
1. 問題の内容
問題1は、与えられた連立一次方程式
を解くことです。
問題2は、与えられた行列
の逆行列が存在するような の値を求め、そのときの逆行列を求めることです。
2. 解き方の手順
問題1:連立一次方程式を解く
まず、拡大係数行列を作成します。
次に、行基本変形を行い、階段行列に変形します。
2行目から1行目を引きます:
3行目から1行目の3倍を引きます:
3行目から2行目の2倍を引きます:
最後の行は を意味し、これは矛盾です。したがって、この連立一次方程式は解を持ちません。
問題2:逆行列が存在する の値を求める
行列 の逆行列が存在するためには、行列式 が 0 でない必要があります。
は実数解を持たないため、実数解は のみです。
したがって、逆行列が存在するためには である必要があります。
のとき、逆行列を求めます。
行列 の余因子行列を とすると
3. 最終的な答え
問題1:解なし
問題2: のとき、
のとき、逆行列は存在しません。