1から100までの数字が書かれた100枚のカードから1枚引くとき、引いたカードが偶数であるか、または7の倍数である確率を求めます。

確率論・統計学確率排反事象包含と排除の原理
2025/3/29

1. 問題の内容

1から100までの数字が書かれた100枚のカードから1枚引くとき、引いたカードが偶数であるか、または7の倍数である確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、偶数である確率を求めます。
1から100までの偶数の数は50個なので、偶数である確率は 50/100=1/250/100 = 1/2 です。
次に、7の倍数である確率を求めます。
1から100までの7の倍数は、7, 14, 21, ..., 98 で、全部で14個あります。したがって、7の倍数である確率は 14/100=7/5014/100 = 7/50 です。
次に、偶数かつ7の倍数である確率を求めます。
偶数かつ7の倍数である数は、14, 28, 42, 56, 70, 84, 98 で、全部で7個あります。したがって、偶数かつ7の倍数である確率は 7/1007/100 です。
最後に、偶数であるか、または7の倍数である確率を求めます。これは、偶数である確率と7の倍数である確率を足し、偶数かつ7の倍数である確率を引くことで求められます(包含と排除の原理)。
したがって、求める確率は
P(偶数または7の倍数)=P(偶数)+P(7の倍数)P(偶数かつ7の倍数)P(\text{偶数または7の倍数}) = P(\text{偶数}) + P(\text{7の倍数}) - P(\text{偶数かつ7の倍数})
=50100+141007100= \frac{50}{100} + \frac{14}{100} - \frac{7}{100}
=50+147100=57100= \frac{50 + 14 - 7}{100} = \frac{57}{100}

3. 最終的な答え

57/100

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