数学と英語の小テストの結果が与えられており、このデータから相関係数を小数点第二位まで求めます。

確率論・統計学相関係数統計データ分析
2025/3/29

1. 問題の内容

数学と英語の小テストの結果が与えられており、このデータから相関係数を小数点第二位まで求めます。

2. 解き方の手順

まず、数学の得点を xix_i、英語の得点を yiy_i とします。
与えられたデータは以下の通りです。
| | A | B | C | D | E |
|---|---|---|---|---|---|
| 数学 | 3 | 9 | 1 | 5 | 7 |
| 英語 | 8 | 10 | 4 | 7 | 6 |
それぞれの平均 xˉ\bar{x}yˉ\bar{y}を計算します。
xˉ=(3+9+1+5+7)/5=25/5=5\bar{x} = (3+9+1+5+7)/5 = 25/5 = 5
yˉ=(8+10+4+7+6)/5=35/5=7\bar{y} = (8+10+4+7+6)/5 = 35/5 = 7
次に、各データ点について、xixˉx_i - \bar{x}yiyˉy_i - \bar{y} を計算します。
| | A | B | C | D | E |
|---|---|---|---|---|---|
| xixˉx_i - \bar{x} | -2 | 4 | -4 | 0 | 2 |
| yiyˉy_i - \bar{y} | 1 | 3 | -3 | 0 | -1 |
次に、(xixˉ)(yiyˉ)(x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y}) を計算します。
| | A | B | C | D | E |
|---|---|---|---|---|---|
| (xixˉ)(yiyˉ)(x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y}) | -2 | 12 | 12 | 0 | -2 |
これらの総和 i=15(xixˉ)(yiyˉ)=2+12+12+02=20\sum_{i=1}^{5} (x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y}) = -2 + 12 + 12 + 0 - 2 = 20
次に、(xixˉ)2(x_i - \bar{x})^2(yiyˉ)2(y_i - \bar{y})^2 を計算します。
| | A | B | C | D | E |
|---|---|---|---|---|---|
| (xixˉ)2(x_i - \bar{x})^2 | 4 | 16 | 16 | 0 | 4 |
| (yiyˉ)2(y_i - \bar{y})^2 | 1 | 9 | 9 | 0 | 1 |
これらの総和 i=15(xixˉ)2=4+16+16+0+4=40\sum_{i=1}^{5} (x_i - \bar{x})^2 = 4 + 16 + 16 + 0 + 4 = 40
i=15(yiyˉ)2=1+9+9+0+1=20\sum_{i=1}^{5} (y_i - \bar{y})^2 = 1 + 9 + 9 + 0 + 1 = 20
相関係数 rr は以下の式で計算できます。
r=i=15(xixˉ)(yiyˉ)i=15(xixˉ)2i=15(yiyˉ)2r = \frac{\sum_{i=1}^{5} (x_i - \bar{x})(y_i - \bar{y})}{\sqrt{\sum_{i=1}^{5} (x_i - \bar{x})^2 \sum_{i=1}^{5} (y_i - \bar{y})^2}}
r=2040×20=20800=20202=12=220.707r = \frac{20}{\sqrt{40 \times 20}} = \frac{20}{\sqrt{800}} = \frac{20}{20\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2} \approx 0.707
小数点第二位まで求めると、0.71 となります。

3. 最終的な答え

0.71

「確率論・統計学」の関連問題

男子6人、女子4人の中から3人を選ぶとき、男子2人、女子1人を選ぶ選び方は何通りあるか。

組み合わせ場合の数順列
2025/6/7

男子6人、女子4人の合計10人の中から3人を選ぶ選び方は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数nCr
2025/6/7

大人5人と子供4人の中から3人を選ぶ。 (ア) 3人全員が大人である選び方の総数を求める。 (イ) 選ばれた3人の中に大人も子供も含まれている選び方の総数を求める。

組み合わせ場合の数組み合わせの計算
2025/6/6

袋Aには1, 1, 2, 2の4枚のカードが、袋Bには1, 2, 3, 3の4枚のカードが入っている。袋Aから取り出したカードの数を$a$, 袋Bから取り出したカードの数を$b$とする。 (1) $a...

確率期待値確率変数独立事象
2025/6/6

1から10までの番号が書かれた10枚の札が入った箱から、1枚の札を取り出し、番号を記録して元に戻す操作を3回繰り返します。取り出された番号の最大値を$M$、最小値を$m$とするとき、$M \le 5$...

確率最大値最小値余事象
2025/6/6

1個のサイコロを3回繰り返し投げるとき、出る目の最大値を $M$、最小値を $m$ とします。$M \leq 5$ または $m \geq 2$ となる確率を求めます。

確率サイコロ最大値最小値余事象
2025/6/6

3個のサイコロを同時に1回投げます。 (1) 出る目の最小値が3以上となる確率を求めます。 (2) 出る目の最小値が3となる確率を求めます。

確率サイコロ確率分布最小値
2025/6/6

3個のサイコロを同時に1回投げるとき、出る目の最大値を$M$、最小値を$m$とする。$M \le 5$ または $m \ge 3$ となる確率を求める。

確率サイコロ余事象
2025/6/6

1から10までの番号が書かれた10枚の札から3枚を同時に取り出すとき、取り出された番号の最大値を$M$、最小値を$m$とします。このとき、$M \le 5$または$m \ge 3$となる確率を求めます...

確率組み合わせ確率の加法定理
2025/6/6

1から10までの番号が書かれた10枚の札が入った箱から、1枚の札を取り出し、その数字を記録して箱に戻す、という操作を3回繰り返す。 (1) 取り出される数字の最小値が3以上になる確率を求める。 (2)...

確率確率分布試行最小値
2025/6/6