2つの曲線 $C_1: y = 4x^3 + ax^2 + bx + 3$ と $C_2: y = x^2$ が点 $(1, 1)$ で共通接線を持つとき、$a$ と $b$ の値を求める問題です。

解析学微分接線曲線共通接線
2025/6/22

1. 問題の内容

2つの曲線 C1:y=4x3+ax2+bx+3C_1: y = 4x^3 + ax^2 + bx + 3C2:y=x2C_2: y = x^2 が点 (1,1)(1, 1) で共通接線を持つとき、aabb の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、2つの曲線が点 (1,1)(1, 1) を通ることから、x=1,y=1x = 1, y = 1 をそれぞれの式に代入します。
C1C_1 について:
1=4(1)3+a(1)2+b(1)+31 = 4(1)^3 + a(1)^2 + b(1) + 3
1=4+a+b+31 = 4 + a + b + 3
a+b=6a + b = -6 ...(1)
C2C_2 について:
1=(1)21 = (1)^2
1=11 = 1 (これは常に成り立つため、何も情報が得られません)
次に、それぞれの曲線を微分し、点 (1,1)(1, 1) における接線の傾きを求めます。
C1C_1 を微分すると:
y=12x2+2ax+by' = 12x^2 + 2ax + b
x=1x = 1 を代入すると、点 (1,1)(1, 1) における接線の傾きは 12+2a+b12 + 2a + b となります。
C2C_2 を微分すると:
y=2xy' = 2x
x=1x = 1 を代入すると、点 (1,1)(1, 1) における接線の傾きは 2(1)=22(1) = 2 となります。
2つの曲線が共通接線を持つので、点 (1,1)(1, 1) における接線の傾きは等しいはずです。したがって、
12+2a+b=212 + 2a + b = 2
2a+b=102a + b = -10 ...(2)
(2) - (1) より:
(2a+b)(a+b)=10(6)(2a + b) - (a + b) = -10 - (-6)
a=4a = -4
(1) に a=4a = -4 を代入すると:
4+b=6-4 + b = -6
b=2b = -2

3. 最終的な答え

a=4a = -4
b=2b = -2

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