数列 $\{a_n\}$ は等差数列であり、$a_3 = -13$, $a_6 = -7$ である。 (1) 数列 $\{a_n\}$ の一般項 $a_n$ を求めよ。 (2) $a_1$ から $a_{20}$ までの20項のうち、正である項の総和 $S$ を求めよ。

代数学数列等差数列一般項計算
2025/6/22

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\} は等差数列であり、a3=13a_3 = -13, a6=7a_6 = -7 である。
(1) 数列 {an}\{a_n\} の一般項 ana_n を求めよ。
(2) a1a_1 から a20a_{20} までの20項のうち、正である項の総和 SS を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 等差数列の一般項を求める。
等差数列の一般項は an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d と表せる。ここで、a1a_1 は初項、dd は公差である。
a3=a1+2d=13a_3 = a_1 + 2d = -13
a6=a1+5d=7a_6 = a_1 + 5d = -7
2つの式を引き算すると、3d=63d = 6 より d=2d = 2
a1+2(2)=13a_1 + 2(2) = -13 より a1=17a_1 = -17
したがって、一般項は an=17+(n1)2=17+2n2=2n19a_n = -17 + (n-1)2 = -17 + 2n - 2 = 2n - 19
(2) 正である項の総和を求める。
an>0a_n > 0 となる nn を求める。
2n19>02n - 19 > 0
2n>192n > 19
n>9.5n > 9.5
よって、n10n \ge 10 のとき an>0a_n > 0 である。
a10=2(10)19=1a_{10} = 2(10) - 19 = 1
a20=2(20)19=21a_{20} = 2(20) - 19 = 21
a10a_{10} から a20a_{20} までの和 SS を求める。
S=(a10+a20)×(2010+1)2=(1+21)×112=22×112=11×11=121S = \frac{(a_{10} + a_{20}) \times (20 - 10 + 1)}{2} = \frac{(1+21) \times 11}{2} = \frac{22 \times 11}{2} = 11 \times 11 = 121

3. 最終的な答え

(1) an=2n19a_n = 2n - 19
(2) S=121S = 121

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