1つのサイコロを4回投げたとき、5の目がちょうど3回出る確率を求める問題です。

確率論・統計学確率反復試行二項分布サイコロ
2025/3/29

1. 問題の内容

1つのサイコロを4回投げたとき、5の目がちょうど3回出る確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

この問題は、反復試行の確率の問題として解くことができます。
* **1回の試行における確率**: サイコロを1回振って5の目が出る確率は 16\frac{1}{6}です。5の目が出ない確率は 56\frac{5}{6}です。
* **反復試行の確率の公式**: nn回の試行で、ある事象がちょうどkk回起こる確率は、以下の式で表されます。
P(k) = {}_n C_k \cdot p^k \cdot (1-p)^{n-k}
ここで、nCk{}_n C_kは二項係数(組み合わせ)で、nn個の中からkk個を選ぶ場合の数を表します。ppは1回の試行でその事象が起こる確率、nnは試行回数、kkはその事象が起こる回数です。
* **問題への適用**: この問題では、n=4n=4 (サイコロを振る回数)、k=3k=3 (5の目が出る回数)、そしてp=16p=\frac{1}{6} (1回サイコロを振って5の目が出る確率) です。
したがって、求める確率は
P(3) = {}_4 C_3 \cdot \left(\frac{1}{6}\right)^3 \cdot \left(\frac{5}{6}\right)^{4-3}
4C3=4!3!(43)!=4!3!1!=4×3×2×1(3×2×1)×1=4{}_4 C_3 = \frac{4!}{3!(4-3)!} = \frac{4!}{3!1!} = \frac{4 \times 3 \times 2 \times 1}{(3 \times 2 \times 1) \times 1} = 4 なので、
P(3) = 4 \cdot \left(\frac{1}{6}\right)^3 \cdot \left(\frac{5}{6}\right)^1
P(3) = 4 \cdot \frac{1}{216} \cdot \frac{5}{6}
P(3) = \frac{20}{1296} = \frac{5}{324}

3. 最終的な答え

5324\frac{5}{324}

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