ジョーカーを除いた52枚のトランプから1枚引く試行を考え、確率変数$X$を次のように定義する。 * 2から10までの数字はそのままの整数に対応させる。 * Aは1、J, Q, Kはすべて0に対応させる。 このとき、$X$の累積分布関数を$F(x)$とするとき、$F(2)$を求める問題。

確率論・統計学確率確率変数累積分布関数トランプ
2025/7/2

1. 問題の内容

ジョーカーを除いた52枚のトランプから1枚引く試行を考え、確率変数XXを次のように定義する。
* 2から10までの数字はそのままの整数に対応させる。
* Aは1、J, Q, Kはすべて0に対応させる。
このとき、XXの累積分布関数をF(x)F(x)とするとき、F(2)F(2)を求める問題。

2. 解き方の手順

累積分布関数F(x)F(x)は、XxX \le xとなる確率を表す。
したがって、F(2)F(2)は、X2X \le 2となる確率、つまり引いたカードに対応する数値が2以下となる確率を表す。
まず、カードの数値が0となるカードは、J, Q, Kの4種類がそれぞれ4枚ずつあるので、4×4=164 \times 4 = 16枚。
カードの数値が1となるカードは、Aの4枚。
カードの数値が2となるカードは、2の4枚。
よって、X2X \le 2となるカードは、0, 1, 2に対応するカードの合計枚数であるから、16+4+4=2416 + 4 + 4 = 24枚。
したがって、F(2)=2452F(2) = \frac{24}{52}
これを約分すると、F(2)=613F(2) = \frac{6}{13}となる。

3. 最終的な答え

(1) = 6
(2) = 13

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