直角三角形ABCにおいて、直角を挟む2辺AB, BCの長さの和が14cmであるとき、この直角三角形の面積の最大値を求めよ。

代数学二次関数最大値直角三角形面積
2025/6/22

1. 問題の内容

直角三角形ABCにおいて、直角を挟む2辺AB, BCの長さの和が14cmであるとき、この直角三角形の面積の最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

ABの長さをxx cmとすると、BCの長さは(14x)(14-x) cmとなる。
三角形の面積をSSとすると、
S=12×AB×BC=12x(14x)S = \frac{1}{2} \times AB \times BC = \frac{1}{2}x(14-x)
S=12(14xx2)=12x2+7xS = \frac{1}{2}(14x - x^2) = -\frac{1}{2}x^2 + 7x
SSを最大にするxxの値を求める。SSxxの二次関数なので、平方完成すると最大値を求めることができる。
S=12(x214x)S = -\frac{1}{2}(x^2 - 14x)
S=12(x214x+4949)S = -\frac{1}{2}(x^2 - 14x + 49 - 49)
S=12((x7)249)S = -\frac{1}{2}((x - 7)^2 - 49)
S=12(x7)2+492S = -\frac{1}{2}(x - 7)^2 + \frac{49}{2}
SSが最大となるのは、x=7x = 7のときで、最大値は492\frac{49}{2}となる。
また、xxは長さなので、x>0x>0かつ14x>014-x>0より、0<x<140 < x < 14である。したがって、x=7x=7はこの範囲に含まれるので問題ない。

3. 最終的な答え

492 cm2\frac{49}{2} \text{ cm}^2

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