赤玉4個と白玉2個が入っている袋から、玉を1個取り出して色を見てから袋に戻す、という試行を3回繰り返すとき、赤玉が2回出る確率を求める。

確率論・統計学確率反復試行二項分布確率計算
2025/3/29

1. 問題の内容

赤玉4個と白玉2個が入っている袋から、玉を1個取り出して色を見てから袋に戻す、という試行を3回繰り返すとき、赤玉が2回出る確率を求める。

2. 解き方の手順

この問題は反復試行の確率の問題である。
まず、1回の試行で赤玉が出る確率 pp を求める。
袋の中には赤玉が4個、白玉が2個入っているので、合計6個の玉が入っている。
したがって、赤玉が出る確率は
p=46=23p = \frac{4}{6} = \frac{2}{3}
となる。
次に、3回の試行のうち、赤玉が2回出る確率を求める。これは二項分布に従う。
3回のうち2回赤玉が出る組み合わせの数は、3C2_3C_2 である。
3C2=3!2!(32)!=3!2!1!=3×2×1(2×1)(1)=3_3C_2 = \frac{3!}{2!(3-2)!} = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2 \times 1}{(2 \times 1)(1)} = 3
赤玉が2回出て、白玉が1回出る確率は、
3C2×p2×(1p)1{}_3C_2 \times p^2 \times (1-p)^1
で求められる。
1p=123=131-p = 1 - \frac{2}{3} = \frac{1}{3}
なので、求める確率は
3×(23)2×(13)1=3×49×13=1227=493 \times (\frac{2}{3})^2 \times (\frac{1}{3})^1 = 3 \times \frac{4}{9} \times \frac{1}{3} = \frac{12}{27} = \frac{4}{9}

3. 最終的な答え

49\frac{4}{9}

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