赤玉2個と白玉4個が入った袋から玉を1個取り出すとき、赤玉が出る確率が $\frac{1}{3}$、赤玉が出ない確率が $\frac{2}{3}$ である。取り出した玉の色を確認してから袋に戻す操作を4回繰り返すとき、赤玉がちょうど1回出る確率を求める。

確率論・統計学確率二項分布確率質量関数反復試行
2025/3/29

1. 問題の内容

赤玉2個と白玉4個が入った袋から玉を1個取り出すとき、赤玉が出る確率が 13\frac{1}{3}、赤玉が出ない確率が 23\frac{2}{3} である。取り出した玉の色を確認してから袋に戻す操作を4回繰り返すとき、赤玉がちょうど1回出る確率を求める。

2. 解き方の手順

4回の試行で赤玉がちょうど1回出る確率は、二項分布に従う。
赤玉が出る確率を pp、赤玉が出ない確率を qq とすると、p=13p = \frac{1}{3}q=23q = \frac{2}{3} である。
4回の試行のうち、赤玉が1回だけ出る確率は、二項係数を用いて計算できる。
二項分布の確率質量関数は以下の通り。
P(X=k)=(nk)pkqnkP(X=k) = \binom{n}{k} p^k q^{n-k}
ここで、nn は試行回数、kk は成功回数である。
この問題では、n=4n=4k=1k=1 なので、
P(X=1)=(41)(13)1(23)41P(X=1) = \binom{4}{1} (\frac{1}{3})^1 (\frac{2}{3})^{4-1}
=(41)(13)1(23)3= \binom{4}{1} (\frac{1}{3})^1 (\frac{2}{3})^{3}
=4×13×827= 4 \times \frac{1}{3} \times \frac{8}{27}
=3281= \frac{32}{81}

3. 最終的な答え

3281\frac{32}{81}

「確率論・統計学」の関連問題

問題文中の空欄を埋める。

確率統計的仮説検定集合
2025/7/2

問題は偏差に関する表を完成させること、および国語と数学の得点の共分散と相関係数を求めることです。 まず、生徒ごとの国語と数学の偏差の積を計算し、表の①~⑤を埋めます。次に、国語と数学の共分散、相関係数...

共分散相関係数偏差標準偏差分散
2025/7/2

問題は2つのパートに分かれています。 パート1は、与えられた命題が真であるか偽であるかを答える問題です。 パート2は、5人の生徒の国語と数学の試験結果を表にまとめたもので、平均点、偏差、偏差の二乗、分...

集合平均分散標準偏差データ分析
2025/7/2

高校1年生100名の身長を測定した結果を表にまとめたものです。表の空欄を埋め、外れ値、中央値、最頻値、第3四分位数の階級値を求めます。

統計度数分布中央値最頻値四分位数外れ値
2025/7/2

xy平面上に置かれた駒を、サイコロの出目に応じて移動させる。初期位置は(0, 2)であり、5回サイコロを振って駒を移動させる。サイコロの出目と駒の移動は以下の通り。 * 1, 2, 3 → (x,...

確率確率過程期待値サイコロ移動
2025/7/2

コインを1枚投げる試行を考え、表を1、裏を-1とする確率変数 $Y$ の累積分布関数 $F_Y(x)$ を定義する。このとき、$F_Y(0)$ の値を分数で求める問題です。

確率変数累積分布関数確率コイン
2025/7/2

$X$ を離散型確率変数、$F(x)$ を $X$ の累積分布関数とするとき、$P(a < X \le b) = F(b) - F(a)$ が成り立つ理由として適切な確率の公理の条件を選ぶ問題です。

確率確率変数累積分布関数確率の公理
2025/7/2

ジョーカーを除いた52枚のトランプから1枚引く試行を考え、確率変数$X$を次のように定義する。 * 2から10までの数字はそのままの整数に対応させる。 * Aは1、J, Q, Kはすべて0に対...

確率確率変数累積分布関数トランプ
2025/7/2

コインを1枚投げる試行において、表(H)が出たら1、裏(T)が出たら-1という確率変数 $Y$ を考える。このとき、累積分布関数 $F_Y(x)$ の $x=0$ のときの値 $F_Y(0)$ を分数...

確率変数累積分布関数確率
2025/7/2

コインを1枚投げる試行を考え、標本空間を $U = \{H, T\}$ とする。確率変数 $Y$ を、コインの表(H)が出たら1、裏(T)が出たら-1と定める。$Y$ の累積分布関数を $F_Y(x)...

確率確率変数累積分布関数
2025/7/2