0 ≤ θ < 2π の範囲で、次の三角関数に関する方程式と不等式を解きます。 (1) $\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$ (2) $2 \cos \theta + \sqrt{2} > 0$ (3) $-1 < \tan \theta < \sqrt{3}$ (4) $\sin(\theta + \frac{\pi}{4}) \leq \frac{\sqrt{3}}{2}$ (5) $\cos(2\theta - \frac{\pi}{3}) = \frac{1}{2}$ (6) $\tan(2\theta + \frac{\pi}{3}) \geq -\frac{1}{\sqrt{3}}$
2025/6/22
1. 問題の内容
0 ≤ θ < 2π の範囲で、次の三角関数に関する方程式と不等式を解きます。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
2. 解き方の手順
(1)
となる θ は、単位円上で y 座標が となる点に対応します。
0 ≤ θ < 2π の範囲で、これに該当する θ は と です。
(2)
単位円上で x 座標が より大きくなる θ の範囲を求めます。
に対応する θ は と なので、 の範囲は となります。
(3)
かつ を満たす を求めます。
となるのは のときで、 となるのは のときです。
は で定義されないので、これらの点を除外して範囲を考えます。
および を満たすを求めます。
(4)
とおくと、 となります。
となるのは のときです。
となる の範囲は と
または を満たす範囲は、, または です。
なので、
0≤ θ < 2π なので、.
の時、
の制約があるので、 が 以下になる場合を考える必要があります。のとき なので除外されます。
また、の範囲も考慮する必要があります。 .
は除外します。
θの範囲は となるため、最終的なの範囲は .
5π/12<=θ<=2π
(5)
とおくと、 となります。
となる は です。
となる は一般的に です。
なので、
(6)
とおくと、 となります。
となる は です。
で となるのは です。
は周期 なので、 です。
より、
を考慮すると、
は で定義されないので、これらを考慮して範囲を決定する必要があります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)