与えられた4つの命題の真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる問題です。 (1) $a=b$ ならば $a+c=b+c$ (2) $ac=bc$ ならば $a=b$ (3) $\frac{b}{a} < 1$ ならば $b < a$ (4) $x^2 \neq 0$ ならば $x \neq 0$
2025/6/22
1. 問題の内容
与えられた4つの命題の真偽を判定し、偽である場合は反例を挙げる問題です。
(1) ならば
(2) ならば
(3) ならば
(4) ならば
2. 解き方の手順
各命題について、真であるか偽であるかを判断します。偽である場合は、その命題が成り立たないような反例を挙げます。
(1) ならば
これは真です。 であるとき、両辺に同じ数 を加えても等式は成立します。
(2) ならば
これは偽です。反例として、, , を考えます。このとき、 であり、 なので、 が成り立ちますが、 (つまり ) は成り立ちません。
(3) ならば
これは偽です。反例として、, を考えます。このとき、 なので、 は成り立ちません。また、, のとき、 ですが、、つまり は成り立ちます。
ただし、が負の値の場合は不等号の向きが変わります。
例えば、, とすると、 ですが、、つまり は成り立ちません。
(4) ならば
これは真です。 であることは、 であることと同値です。 であれば、 となり、 に反します。
3. 最終的な答え
(1) 真
(2) 偽 (反例: , , )
(3) 偽 (反例: , )
(4) 真