2つの関数 $y = \log_{\frac{1}{2}} x$ と $y = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x}$ のグラフを選ぶ問題です。

解析学対数関数グラフ底の変換
2025/6/22

1. 問題の内容

2つの関数 y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} xy=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} のグラフを選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

まず、関数 y=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} を変形します。対数の性質より、
loga1x=logax1=logax\log_a \frac{1}{x} = \log_a x^{-1} = -\log_a x
したがって、
y=log121x=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} = -\log_{\frac{1}{2}} x
次に、底の変換公式を利用して、log12x\log_{\frac{1}{2}} x を底が2の対数に変換します。
log12x=log2xlog212=log2xlog221=log2x1=log2x\log_{\frac{1}{2}} x = \frac{\log_2 x}{\log_2 \frac{1}{2}} = \frac{\log_2 x}{\log_2 2^{-1}} = \frac{\log_2 x}{-1} = -\log_2 x
したがって、y=log12x=log2xy = \log_{\frac{1}{2}} x = -\log_2 x なので、y=log121x=log12x=(log2x)=log2xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} = -\log_{\frac{1}{2}} x=-(-\log_2 x)=\log_2 xとなります。
つまり、y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} xy=log2xy = -\log_2 x であり、y=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x}y=log2xy = \log_2 x であるということです。
y=log2xy = \log_2 x は増加関数であり、y=log2xy = -\log_2 x は減少関数になります。

3. 最終的な答え

y=log12xy = \log_{\frac{1}{2}} x のグラフは減少関数、y=log121xy = \log_{\frac{1}{2}} \frac{1}{x} のグラフは増加関数になるグラフを選択します。

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