2次関数 $f(x) = x^2 - 5x + 4$ がある。$t$ を正の定数とするとき、$0 \le x \le t$ における $f(x)$ の最大値を $M$, 最小値を $m$ とする。$M$ と $m$ を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/6/22

1. 問題の内容

2次関数 f(x)=x25x+4f(x) = x^2 - 5x + 4 がある。tt を正の定数とするとき、0xt0 \le x \le t における f(x)f(x) の最大値を MM, 最小値を mm とする。MMmm を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) を平方完成する。
f(x)=x25x+4=(x52)2254+4=(x52)294f(x) = x^2 - 5x + 4 = (x - \frac{5}{2})^2 - \frac{25}{4} + 4 = (x - \frac{5}{2})^2 - \frac{9}{4}
軸は x=52x = \frac{5}{2} である。
(1) tt の範囲によって場合分けをする。
0xt0 \le x \le t における f(x)f(x) の最大値 MM と最小値 mm を求める。
(i) 0<t520 < t \le \frac{5}{2} のとき
f(x)f(x) は区間内で減少するため、
M=f(0)=4M = f(0) = 4
m=f(t)=t25t+4m = f(t) = t^2 - 5t + 4
(ii) 52<t<5\frac{5}{2} < t < 5 のとき
M=f(0)=4M = f(0) = 4
m=f(52)=94m = f(\frac{5}{2}) = -\frac{9}{4}
(iii) t5t \ge 5 のとき
M=f(t)=t25t+4M = f(t) = t^2 - 5t + 4
m=f(52)=94m = f(\frac{5}{2}) = -\frac{9}{4}

3. 最終的な答え

(i) 0<t520 < t \le \frac{5}{2} のとき
M=4M = 4, m=t25t+4m = t^2 - 5t + 4
(ii) 52<t<5\frac{5}{2} < t < 5 のとき
M=4M = 4, m=94m = -\frac{9}{4}
(iii) t5t \ge 5 のとき
M=t25t+4M = t^2 - 5t + 4, m=94m = -\frac{9}{4}

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