重さ $2.0N$ の小球が軽い糸とばねに繋がれて静止している。糸は鉛直方向と $60^\circ$ の角をなしており、ばね定数は $10N/m$ である。ばねの自然長からの伸びを求める。

応用数学力学力のつりあいフックの法則三角関数物理
2025/6/22

1. 問題の内容

重さ 2.0N2.0N の小球が軽い糸とばねに繋がれて静止している。糸は鉛直方向と 6060^\circ の角をなしており、ばね定数は 10N/m10N/m である。ばねの自然長からの伸びを求める。

2. 解き方の手順

まず、小球にはたらく力を図示する。
- 重力:W=2.0NW = 2.0N
- 糸の張力:TT
- ばねの力:FF
小球が静止しているので、力のつり合いが成り立っている。水平方向と鉛直方向について、力のつり合いの式を立てる。
水平方向:F=Tsin60F = T \sin{60^\circ}
鉛直方向:W=Tcos60W = T \cos{60^\circ}
これらの式から、まず糸の張力 TT を求める。
T=Wcos60=2.0N0.5=4.0NT = \frac{W}{\cos{60^\circ}} = \frac{2.0N}{0.5} = 4.0N
次に、ばねの力 FF を求める。
F=Tsin60=4.0N×32=23NF = T \sin{60^\circ} = 4.0N \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 2\sqrt{3}N
最後に、ばねの伸び xx をフックの法則 F=kxF = kx から求める。ここで kk はばね定数である。
x=Fk=23N10N/m=35mx = \frac{F}{k} = \frac{2\sqrt{3}N}{10N/m} = \frac{\sqrt{3}}{5}m
31.73\sqrt{3} \approx 1.73 なので
x1.735=0.346mx \approx \frac{1.73}{5} = 0.346 m

3. 最終的な答え

ばねの自然の長さからの伸びは 35m0.346m\frac{\sqrt{3}}{5} m \approx 0.346 m である。

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