傾き $\theta$ のなめらかな斜面上に、ばね定数 $k$ の軽いばねが置かれている。ばねの一端は壁に固定され、他端に質量 $m$ の物体が置かれている。ばねは自然長よりも縮んで静止している。重力加速度の大きさを $g$ とする。 (1) 物体がばねから受ける弾性力の大きさを求める。 (2) ばねの縮みを求める。
2025/6/22
1. 問題の内容
傾き のなめらかな斜面上に、ばね定数 の軽いばねが置かれている。ばねの一端は壁に固定され、他端に質量 の物体が置かれている。ばねは自然長よりも縮んで静止している。重力加速度の大きさを とする。
(1) 物体がばねから受ける弾性力の大きさを求める。
(2) ばねの縮みを求める。
2. 解き方の手順
(1) 物体が静止しているとき、斜面方向の力のつり合いが成り立っている。物体には、重力、垂直抗力、ばねの弾性力が働いている。斜面方向の力のつり合いの式を立てる。
重力の斜面方向成分は である。
ばねの弾性力の大きさは とする。
斜面方向の力のつり合いの式は
(2) ばねの縮みを とする。
ばねの弾性力の大きさは である。
(1)で求めた弾性力の大きさと、 を用いると、
よって、
3. 最終的な答え
(1) 物体がばねから受ける弾性力の大きさ:
(2) ばねの縮み: