問題は、点Oを中心とする扇形の中に、線分OA, OB上に点B, Mがあり、OA = a cm, OB = b cm, MはABの中点とする。扇形OBMの弧の長さを$l$ cm、扇形OABの面積から扇形OBの面積を引いた面積を$S$ cm$^2$とするとき、$S = (a-b)l$となることを証明するというものです。ただし、$a, b$は正の数で$a > b$とする。
2025/6/22
1. 問題の内容
問題は、点Oを中心とする扇形の中に、線分OA, OB上に点B, Mがあり、OA = a cm, OB = b cm, MはABの中点とする。扇形OBMの弧の長さを cm、扇形OABの面積から扇形OBの面積を引いた面積を cmとするとき、となることを証明するというものです。ただし、は正の数でとする。
2. 解き方の手順
まず、の長さを求めます。MはABの中点なので、です。なので、となります。
次に、弧の長さを求めます。弧の長さは、半径と中心角を用いて、と表されます。この問題では、中心角は90度、つまりラジアンなので、となります。
次に、面積を求めます。は、半径のおうぎ形の面積から半径のおうぎ形の面積を引いたものなので、となります。これは、と因数分解できます。
最後に、を証明します。
なので、
したがって、が証明されました。