問題1は、7つの文字 A, A, A, B, C, D, E を横一列に並べる問題です。 (1) Aが隣り合わない並べ方の総数を求めます。 (2) C, D, E がこの順に並ぶような並べ方の総数を求めます。ただし、C, D, E の間に他の文字が入る場合も含むとします。 問題2は、正八角形の頂点から3つ選んで三角形を作る問題です。 (1) 正八角形と2辺を共有する三角形の個数を求めます。 (2) 正八角形と辺を共有しない三角形の個数を求めます。

離散数学順列組み合わせ場合の数重複順列正多角形
2025/6/23
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題1は、7つの文字 A, A, A, B, C, D, E を横一列に並べる問題です。
(1) Aが隣り合わない並べ方の総数を求めます。
(2) C, D, E がこの順に並ぶような並べ方の総数を求めます。ただし、C, D, E の間に他の文字が入る場合も含むとします。
問題2は、正八角形の頂点から3つ選んで三角形を作る問題です。
(1) 正八角形と2辺を共有する三角形の個数を求めます。
(2) 正八角形と辺を共有しない三角形の個数を求めます。

2. 解き方の手順

問題1 (1) Aが隣り合わない並べ方
まず、A以外の4つの文字 B, C, D, E を並べます。その並べ方は 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通りです。
次に、並べられた4つの文字の間と両端の5か所のうち、3か所を選んで A を配置します。この選び方は 5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5 C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通りです。
したがって、Aが隣り合わない並べ方は 24×10=24024 \times 10 = 240 通りです。
問題1 (2) C, D, E がこの順に並ぶ並べ方
まず、7つの文字を並べる総数を考えます。3つの A は区別できないので、総数は 7!3!=7×6×5×4×3×2×13×2×1=7×6×5×4=840\frac{7!}{3!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 840 通りです。
C, D, E の並び順は 3! = 6 通りありますが、このうち C, D, E の順に並んでいるのは1通りだけです。
したがって、C, D, E がこの順に並ぶ並べ方は 8406=140\frac{840}{6} = 140 通りです。
問題2 (1) 正八角形と2辺を共有する三角形の個数
正八角形の隣り合う2つの辺を共有する三角形は、8個あります。これは、各頂点に対して、その頂点から隣接する2つの頂点を選んで三角形を作ることで求められます。
問題2 (2) 正八角形と辺を共有しない三角形の個数
正八角形の頂点から3つを選んで三角形を作る総数は、8C3=8!3!5!=8×7×63×2×1=56{}_8 C_3 = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56 通りです。
正八角形と1辺を共有する三角形の個数は、各辺に対して4個の三角形が存在します。正八角形には8つの辺があるので、8×4=328 \times 4 = 32 個です。ただし、正八角形と2辺を共有する三角形は、1辺を共有する三角形としても数えられているので、これを引く必要があります。正八角形と2辺を共有する三角形は8個なので、328×2=1632 - 8 \times 2 = 16 個と修正する必要がありそうです。
正八角形と2辺を共有する三角形は8個です。
正八角形と1辺を共有する三角形の個数は、正八角形の各辺について、残りの頂点から1つ選ぶことで決まります。ただし、選んだ頂点がその辺の隣の頂点である場合は、2辺を共有することになるので、除外する必要があります。したがって、各辺について4つの頂点を選ぶことができるので、8×4=328 \times 4 = 32 個です。
したがって、正八角形と辺を共有しない三角形の個数は、56328=1656 - 32 - 8 = 16 個です。
別の解法:
頂点から3つ選ぶとき、選んだ3つの頂点が連続している場合は2辺を共有する三角形になります。
選んだ3つの頂点のうち2つが隣り合っている場合を考えます。隣り合う2頂点の選び方は8通りあります。残りの1つの頂点は隣り合っていない頂点から選ぶ必要があるので、4通りあります。したがって、2辺を共有する三角形を除いて 8×4=328 \times 4 = 32 通りです。しかし、この中には2辺を共有する三角形も含まれているので、2辺を共有する三角形を除くと、1辺を共有する三角形は 8×4=328 \times 4 = 32 個と求められます。
辺を共有しない三角形の数は、56328=1656 - 32 - 8 = 16 個です。

3. 最終的な答え

問題1 (1): 240通り
問題1 (2): 140通り
問題2 (1): 8個
問題2 (2): 16個

「離散数学」の関連問題

8人を指定された人数構成のグループに分ける場合の数を求める問題です。 (1) A, B, C, Dの4つの組に、2人ずつ分ける。 (2) 2人ずつの4つの組に分ける。 (3) 3人、3人、2人の3つの...

組み合わせ順列場合の数二項係数
2025/6/23

男子5人(A, B, C, D, E)と女子3人(F, G, H)の計8人が1列に並ぶとき、以下の問いに答える。 (1) AとBが隣り合うような並び方は何通りあるか。 (2) AとBの間にちょうど2人...

順列組み合わせ場合の数数え上げ
2025/6/23

12人を指定された人数構成のグループに分ける場合の数を求める問題です。 (1) A, B, C の3つの組に、4人ずつ分ける。 (2) 4人ずつの3つのグループに分ける。 (3) 5人、4人、3人の3...

組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

問題は、集合、場合の数、順列・組み合わせなどに関する10個の小問から構成されています。具体的には、集合の要素の個数を求めたり、さいころの目の出方、人の選び方、正の約数の総和、果物の買い方、文字列の作り...

場合の数組み合わせ順列集合約数円順列重複組み合わせ
2025/6/23

全体集合$U$を15以下の自然数全体の集合とし、部分集合$A = \{1, 2, 4, 7, 8, 9, 12, 15\}$、$B = \{1, 3, 5, 6, 8, 14\}$について、$n(A ...

集合集合演算補集合要素数
2025/6/23

互いに異なる6個の薬品を3つのグループに分ける方法の数を、以下の3つの場合にそれぞれ求める問題です。 (1) 1個、2個、3個のグループに分ける場合 (2) 1個、1個、4個のグループに分ける場合 (...

組み合わせ場合の数分割
2025/6/23

12人を指定された人数でグループ分けする方法の数を求める問題です。 (1) A, B, Cの3つの組に、4人ずつ分ける。 (2) 4人ずつの3つのグループに分ける。 (3) 5人, 4人, 3人の3つ...

組み合わせ場合の数順列
2025/6/23

順列 $nP_r$ の値を求める問題です。具体的には以下の値を計算します。 (1) $6P_3$ (2) $5P_1$ (3) $9P_6$ (4) $4P_4$ (5) $5!$ (6) $7!$

順列階乗組み合わせ円順列重複順列
2025/6/23

全体集合 $U$ が10より小さい自然数全体の集合、$A = \{2, 4, 6\}$、$B = \{1, 3, 4, 7\}$ であるとき、$\overline{A} \cap \overline{...

集合補集合共通部分
2025/6/23

5つの数字 (1, 2, 3, 4, 5) を使って4桁の整数を作ります。同じ数字を繰り返し使うことができます。 (1) 4桁の整数は全部で何個できますか? (2) 1122や2122のように、ちょう...

組み合わせ場合の数数列重複組み合わせ
2025/6/23