P, Q, R の3本の果樹があり、Rには35個の実がなった。 ア:PとQの差はQとRの差に等しい(ただし個数は異なる) イ:3本を合計すると126個の実がなった このとき、Qになった実の個数を求める。

代数学方程式連立方程式絶対値場合分け
2025/6/23

1. 問題の内容

P, Q, R の3本の果樹があり、Rには35個の実がなった。
ア:PとQの差はQとRの差に等しい(ただし個数は異なる)
イ:3本を合計すると126個の実がなった
このとき、Qになった実の個数を求める。

2. 解き方の手順

P, Q, Rの実の個数をそれぞれ p,q,rp, q, r とおく。
問題文より r=35r = 35 である。
また、PとQの差はQとRの差に等しいので、
pq=qr|p - q| = |q - r|
p+q+r=126p + q + r = 126
r=35r = 35なので
p+q+35=126p + q + 35 = 126
p+q=12635=91p + q = 126 - 35 = 91
pq=q35|p - q| = |q - 35|
場合分けをする。
(1) pq=q35p - q = q - 35 のとき、p=2q35p = 2q - 35
p+q=91p + q = 91 に代入すると
2q35+q=912q - 35 + q = 91
3q=91+35=1263q = 91 + 35 = 126
q=126/3=42q = 126/3 = 42
p=2q35=2×4235=8435=49p = 2q - 35 = 2 \times 42 - 35 = 84 - 35 = 49
このとき、p=49,q=42,r=35p=49, q=42, r=35 であり、p,q,rp, q, r は異なるので条件を満たす。
(2) pq=(q35)=35qp - q = -(q - 35) = 35 - q のとき、p=35p = 35
p+q=91p + q = 91 に代入すると
35+q=9135 + q = 91
q=9135=56q = 91 - 35 = 56
このとき、p=35,q=56,r=35p=35, q=56, r=35 となり、pprr が同じ値になるので条件を満たさない。
よって、条件を満たすのは、p=49,q=42,r=35p=49, q=42, r=35 のときのみ。
求めるQになった実の個数は42。

3. 最終的な答え

42

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