不等式 $\log_2(x+1) + \log_2(x-3) \geq 2$ を解く問題です。

代数学対数不等式二次不等式真数条件解の公式
2025/6/23

1. 問題の内容

不等式 log2(x+1)+log2(x3)2\log_2(x+1) + \log_2(x-3) \geq 2 を解く問題です。

2. 解き方の手順

まず、対数の真数条件を確認します。
x+1>0x+1 > 0 かつ x3>0x-3 > 0 でなければなりません。
したがって、x>1x > -1 かつ x>3x > 3 より、x>3x > 3 が真数条件となります。
次に、不等式を解きます。対数の性質 loga(x)+loga(y)=loga(xy)\log_a(x) + \log_a(y) = \log_a(xy) を用いると、
log2(x+1)+log2(x3)=log2((x+1)(x3))\log_2(x+1) + \log_2(x-3) = \log_2((x+1)(x-3)) となります。
したがって、不等式は log2((x+1)(x3))2\log_2((x+1)(x-3)) \geq 2 となります。
底が2なので、両辺を2を底とする指数関数で表すと、
(x+1)(x3)22(x+1)(x-3) \geq 2^2 となります。
(x+1)(x3)=x23x+x3=x22x3(x+1)(x-3) = x^2 - 3x + x - 3 = x^2 - 2x - 3
なので、
x22x34x^2 - 2x - 3 \geq 4
x22x70x^2 - 2x - 7 \geq 0
この2次不等式を解くために、x22x7=0x^2 - 2x - 7 = 0 の解を求めます。
解の公式より、
x=(2)±(2)24(1)(7)2(1)=2±4+282=2±322=2±422=1±22x = \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(-7)}}{2(1)} = \frac{2 \pm \sqrt{4 + 28}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{32}}{2} = \frac{2 \pm 4\sqrt{2}}{2} = 1 \pm 2\sqrt{2}
したがって、x122x \leq 1 - 2\sqrt{2} または x1+22x \geq 1 + 2\sqrt{2} となります。
222×1.414=2.8282\sqrt{2} \approx 2 \times 1.414 = 2.828 なので、12212.828=1.8281 - 2\sqrt{2} \approx 1 - 2.828 = -1.828 および 1+221+2.828=3.8281 + 2\sqrt{2} \approx 1 + 2.828 = 3.828
真数条件 x>3x > 3 と不等式の解を合わせると、
x122x \leq 1 - 2\sqrt{2}x>3x > 3 を満たさないので不適。
x1+22x \geq 1 + 2\sqrt{2}1+223.8281 + 2\sqrt{2} \approx 3.828 であり、x>3x > 3 を満たすので、この範囲が解となる。

3. 最終的な答え

x1+22x \geq 1 + 2\sqrt{2}

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