鋼の試験片に引張応力 $σ = 300 \text{ MPa}$ が加わったとき、全ひずみ $ε_{total} = 0.015$ が測定された。ヤング率 $E = 210 \text{ GPa}$ であるとき、弾性ひずみ $ε_e$ と塑性ひずみ $ε_p$ を求めよ。
2025/6/23
1. 問題の内容
鋼の試験片に引張応力 が加わったとき、全ひずみ が測定された。ヤング率 であるとき、弾性ひずみ と塑性ひずみ を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、弾性ひずみ をフックの法則を用いて計算する。フックの法則は、応力 と弾性ひずみ の関係をヤング率 を用いて表したもので、以下の式で表される。
したがって、弾性ひずみ は以下の式で計算できる。
次に、与えられた値を代入する。、 であるから、
次に、全ひずみ は、弾性ひずみ と塑性ひずみ の和で表される。
したがって、塑性ひずみ は以下の式で計算できる。
与えられた値 と計算した値 を代入すると、
3. 最終的な答え
弾性ひずみ:
塑性ひずみ: